うっすら気づいてた。
昨年の12月に自分へのクリスマスプレゼントとして購入したNintendo Switch。約半年以上たったいま、TVモードもテーブルモードも使わず、携帯モードでソファでゴロゴロプレイしている自分がいます。でもそんな人、実は多い気がしてるんですよね。Nintendo Switchの「Switch」というギミックへただ憧れた者たちが…。
でも本日発売された、携帯に特化した「Nintendo Switch Lite」はそんな「Switch」への未練を断ち切ってくれるきっかけになるかも。
ストレスを感じさせない「軽さ」
手に取ってみてすぐにわかるのがその軽さです。重さでいうと、標準のNintendo Switch(以下、標準Switch)が398gなのに対して、Nintendo Switch Lite(以下、Switch Lite)は275g。これ、体感だとめっちゃ軽いんですよ。イメージしやすいのだと、ちょっと容量多めのモバイルバッテリーくらい。
標準Switchだとソファやベッドでプレイしてると重くて徐々に腕が疲れてくるんですよね。そうなるとプレイの意欲も失せちゃいますし…。その点、Switch Liteで疲れることはなさそうです。今調べたら、iPhone 11 Pro Maxの重さが226gなんですって。てことはこれに50g上乗せして、それを両手で持つってなったらそりゃ軽いはず。
試しにポケットに入れてみたら、違和感なくすっぽりおさまりました。となると、外出にもってこい。そもそもその想定で作られてるとは思いますが、想像以上のポータビリティあります。まあでかめのスマホくらいと考えればね。
本体サイズと操作感はSwitch Liteの勝ち
本体が軽くなってることからわかるように、本体サイズも一回り小さくなってます。というか箱を開けてパッと見た印象は「これ、PSPじゃん」。なんというかサイズ感とかフォルムがかなりそれっぽい。Nintendo Switchがない世界線からやってきた、正当な後継機という感じです(標準Switchがキメラすぎる)。
左右の操作パネルがコンパクトに、ディスプレイもちょっと小さく5.5インチ(解像度は標準Switchと同じ!)になりました。ただ人によってはゲームの操作性に影響しないか心配してる人もいるかと。でも正直、僕はLiteのほうが操作感は好きです。
まず標準Switchに比べると、Switch Liteは手で握った時のフィット感が向上してるんですよね(手の大きさによって変わることは承知)。あと軽くなったこともあって、全体的な重さのバランスが均等になりました。それと操作パネルも微妙に変わってるんです。左側になんと十字キーが! 押しごこちは弾力あり。他のボタンもソフトな感触になった印象です。
携帯モードでゲームをするならSwitch Liteのほうが向いてると思います。特に『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』とか激しめのゲームするときは、標準Switchの重さとか、Joy-Con接続部分のグラグラみたいな、余計なストレスがなくて全力でいける気がする。携帯ゲーム機としての良さならSwitch Liteの勝ちかな…。
それと!スタンドがなくなった代わりに、microSDカードの蓋つきスロットができました。スタンド立てた時にスロットがむき出しになるのはちょっと怖いですから。安心安心。
側が変わっても中身は同じ
これだけコンパクトに、軽量化されても中身はほぼ同じ。試しに標準SwitchとSwitch Liteを同時に起動してみましたが、起動の速度はほぼ同じでした。スマブラをプレイしてみても、特にもたつきなどを感じることはありませんでした。
ちょっと気になったことと言えば、スピーカーとディスプレイの色味。スピーカーは、本体サイズが軽いこともあり、シャカシャカした印象でした。ま、ゲームをやるのにそこまで支障はないと思います。あとディスプレイの色味は、ほぼほぼ変わりないんですけど、若干青みがかってるように見えました。ただ標準Switchと比べるまでわからなかったので、それくらいの違いってことです。
Nintendo Switch Liteはある意味、正当な後継機かも
Nintendo Switch Liteには「Switch」のギミックがありません。でもそれでいいんです。そもそも、「Switch」をしてない人だってこの世には多いはず。僕もその一人。標準Switchが登場したときは、据え置きハードに疲れたからポータブル端末がいいけど、やっぱり据え置きハードも諦めきれない自分に、神が舞い降りたと思いました。でも一度据え置きハードから離れてしまったら、なかなか戻れないということに気づいてしまったのです…。
だからこそ、Switch Liteという存在には価値があると思うのです。途中でも言いましたが、Switch Liteは、Nintendo Switchがない世界線からやってきた、正当な後継機。そう考えると、この完成度がよりしっくりくるはず。任天堂が携帯ゲーム機としてのポータビリティや操作性の良さを追求した答えが、Switch Liteには現れてると思うんですよね。外出時に持ってくことが多い、家ではゴロゴロしながらほぼ携帯モードでプレイしている、なんて人には最適解かもしれませんね。
さあ、Nintendo Switchに憧れた人々よ、「Switch」というギミックへの未練を断ち切るのです!