睡眠にまつわるあらゆる悩みを、1万人の眠りを変えた快眠セラピスト・三橋美穂さんが解決。
20年以上にわたる研究の中で導き出された、誰でも実践できて本当に効果がある「眠トレ」=睡眠トレーニングメソッドをご紹介します。
枕のフィッティングをしているときに、「いつも両手を上げて寝ているようなのですが、この枕でいいですか?」と聞かれることがあります。
そういう人は多くの場合、肩がこっています。
両手を上げてバンザイをすると首や肩の筋肉がゆるむので、楽に感じるのです。
私もそうです。バンザイ寝をしたくなるのは、長時間パソコン作業をしていて呼吸が浅くなっているとき。
両腕を上げると縮こまっている胸が開いて、呼吸が深くなるからです。
とはいえ、私がバンザイ寝をするのは寝始めの5分ぐらい。
この姿勢で長時間寝てしまうと、不調を覚えることもあります。
何より、腕や肩が冷えて血行が悪くなり、逆に肩こりがひどくなってしまいます。
対策としては、寝る前にストレッチをして首と肩の筋肉をほぐしましょう。
そして、体に合った枕を使うこと。
枕が自分の体に合っていれば、肩や首の負担が軽減されます。
「眠トレ!ぐっすり眠ってすっきり目覚める66の新習慣」(三笠書房) 1万人の眠りを変えた快眠セラピストが教える、睡眠改善の画期的新メソッド(=眠トレ)。心地よく眠りにつくためには、体内時計や自律神経、体温、ホルモンなど、すべての準備が整っている必要があります。そのための「生活習慣」や「運動」「考え方」など、著者が20年以上にわたって研究を重ねてきた中で、誰でも実践できて本当に効果がある66の「眠トレ」を厳選して紹介します。
三橋美穂(みはし・みほ) 快眠セラピスト・睡眠環境プランナー。寝具メーカーの研究開発部長を経て、2003年に独立。これまでに1万人以上の眠りの悩みを解決してきており、とくに枕はその人の頭を触っただけで、どんな枕が合うかわかるほど精通している。日本語版を監訳した『おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本』(カール=ヨハン・エリーン、飛鳥新社)はシリーズ累計100万部を突破。NHK「あさイチ」など、テレビ番組の出演多数。
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マイロハスより転載(2019.08.29)