筋トレの最中に体に痛みが走ったりすると、これ以上続けないほうがいい気がしてしまうもの。
しかし、軽いケガならトレーニングを続けながら治せることもよくあります。そう、休息だけがすべてではないのです。
また、明らかなケガがないのに、痛みや違和感を感じることもあります。では、筋トレ中に痛みを感じたとき、一体どうすればいいのでしょうか?
上の動画では、現在多くのトレーナー・医師・理学療法士が採用しているアプローチを概説しています。
講演者のAustin Baraki氏は、パワーリフティングの選手でもある医師で、筋トレ中に痛みを感じても、深刻に捉えすぎる必要はないと、自身のサイトで訴えています。
同氏は、以下の4ステップでアプローチするとよいと言っています。
- 状況を判断し、深刻なケガではないことを確かめる(もっとも、医師ではない一般の私たちには、状況判断が難しい場合もあります。そのときは専門家の助けを借りましょう)。
- ウエイトの重量を下げながら、痛みを感じずに持ち上げられる重量を探す。たとえば、200ポンドの重量でひざに痛みを感じても、100ポンドなら痛みを感じないかもしれません。重量を下げても、まったく筋トレをしないよりはましです! それでもまだ痛みを感じるなら、さらに重量を下げてみましょう。
- 動きの可動域を狭めて、痛みが出ないようにする。スクワットでひざを深く曲げたときに痛みを感じるなら、お尻の下に箱を置いて、箱にお尻がつく程度までひざを曲げるだけにします。
- 類似した別のエクササイズに変える。1~3のステップをすべて実行しても痛みがなくならないときは、トレーニングのペースを乱さなくて済むよう、やろうとしていたエクササイズとできるだけ似ているエクササイズに切り替えられないか検討してください。
私自身、明らかに深刻なケガではないのに、痛みがなかなかとれなかったときに、このアプローチを使いました。
「これをやると痛い」から「ちょっと待って、ウエイトを軽くすれば痛くないぞ」に変わったときの感動を覚えています。
痛みによっては、次の筋トレの次の日までに治ってしまうこともあるでしょう。そうでない場合は、何週間、あるいは何ヶ月かのあいだ、トレーニングメニューを調整しながら痛みが引くのを待つ必要があるかもしれません。
もし、痛みが長く続いたり、何か心配になる理由があるときは、必ず医師の診断を受けてください。
こんど筋トレ中に痛みを感じたら、上で紹介したアプローチを試してみてください。
痛みを感じずにできるトレーニングがまだたくさんあることに驚くはずです。
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Image: djile/Shutterstock.com
Source: YouTube, Barbell Medicine
Beth Skwarecki - Lifehacker US[原文]