成人の約4割が肥満であるアメリカでは、どうやらペットも太り気味のようです。
44匹のぽっちゃり猫がダイエットに挑戦
獣医大学のVirginia Maryland College of Veterinary Medicineは、ペットフード会社のピュリナと組んで、猫のダイエットを1年間実施しました。
このプログラムを担当した同大学のシェパードさんは、アメリカの飼い猫の約半分は肥満だと述べています。
参加したのは44匹のChonkたち。Chonkというのは丸っこくて太っちょの猫のことを指します。
減量に成功した猫たち
ダイエット用低カロリーのキャットフードを使って、それぞれの猫に合わせたダイエットが行なわれました。
動画では成功例として2匹の参加猫が紹介されています。
ミコは8kgから6.4kgに、ソフィーは7.3kgから4.5kgへと減量に成功。減量によって愛猫がもっと活動的になり、より幸せになったと飼い主は口をそろえてうれしそうです。
ペットにもやはり健康で活発でいてほしい。この調査では猫と一緒にダイエットして自分も減量した飼い主もいたそうです。
好きなように食べさせるのが愛情なのか?
「食べさせるのが愛という文化だから、ついつい食べさせてしまうんです」というのは、シェパードさんのコメント。
わたしは鳥と金魚以外にはペットを飼ったことはないのですが、そういう飼い主の気持ちはよくわかります。
これが子どもだったら食べすぎや健康に注意するのでしょうが、ペットだとそのかわいさについ欲しがるままに餌を与えてしまうようです。
シェパードさんは、1日中食べている猫には野菜を増やすように勧めています。
ペットのダイエット成功のカギは愛猫との絆
「NPR」では、調査を率いたドッドさんの言葉として、減量成功のカギはペットと飼い主との絆を挙げています。
それなら、「猫といい関係が築ける、正しい猫の抱き方」でもっと絆を深めて、愛猫の健康と幸せを増進したいですね。
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Source: NPR,Virginia Maryland College of Veterinary Medicine,YouTube
Reference: CDC
Image: Shutterstock.com