FireタブレットもついにUSB-C。
AmazonのFire HD 10が新しくなりました。あれこれ細かいアップデートはあるものの、1番大きなのはやはりUSB-Cに対応したということ! ただいま予約受付中の本端末を米Gizmodo編集部が一足先に触ってきたので、ハンズオンをどうぞ!
今までAmazonの電子リーダー、KindleシリーズといえばmicroUSBポートでした。FireタブレットシリーズもmicroUSB。それが、今回新しくなった「Fire HD 10」で初めて、Amazonタブレットシリーズで初めてUSB-Cが採用されました!
変わったのは、ほぼUSB-Cだけ
新Fire HD 10は、既存の10インチタブレットのアップデート版。プロセッサが8コアでちょっと速くなり、ピクチャーinピクチャーモードが追加され、バッテリーもちが前モデルから2時間伸びて12時間になりました。プラス(しつこいけど)USB-C対応!
USB-C対応になったら何がありがたいのか? まず充電が前モデルより速く=短い時間でフルチャージできます。データの転送スピードも速くなります。何より、他社が昨今当たり前に使っているUSB-Cという仕様に並びます。

ここ1年半ほど、ライバル端末がどんどんUSB-Cに移行する中、まったく腰をあげなかったAmazon。あまりにも動かないのでAmazonの担当者になぜか聞いたことがありました。返ってきた答えは、市場にmicroUSB端末が数多くあるから。ユーザーが使用するケーブルの数を1つでも減らせるようにというAmazonなりの配慮だったわけです。ありがたい話です。が、それも一定期間の話で、あまり長く続けば新端末が古い端末に足を引っ張られることになってしまうわけで。今回やっとFire HDがUSB-C対応したことで、今後それに続きアップデートされるAmazonタブレットシリーズもそっちに移行していくだろうと安心できました。




てことで、USB-C対応以外で大きく変わったところは特にはありません。前モデルと同じくディスプレイは10.1インチのフルHDスクリーン、RAMも2GBのまま、容量オプションも32GBと64GB(プラスmicroSDスロット)。カメラも2MPで同じ。スピーカーもほぼ同じDolby Atmosステレオスピーカー。あ、見た目に大きなアップデートとして、定番の白に加えて、ブラック、ブルー、プラムが追加され4色展開となりました。新鮮! ちなみに、お値段も据え置き150ドル(日本価格、1万5980円)。
電子リーダーのキッズモデルも登場
新Fire HD 10とともに、キッズモデル端末もリリース。200ドル(日本価格、1万9980円)の「Fire HD 10 キッズモデル」と110ドル(日本価格、1万980円)の「Kindle キッズモデル」、どちらもカラフルなケースと2年限定保証がついてきます。さらに子ども向けサブスクサービスFreeTime Unlimitedが1年間無料でセット! 同時にFreeTime Unlimitedも、Kindles、Fire HDタブレットシリーズ、Fire TV Stickと対応を拡大。また、使用端末によってFreeTimeの機能が拡張されており、例えばKindleキッズモデルで使えるWord Wise機能なら、別アプリで単語の意味を調べずとも、今読んでいる本(テキスト)内で調べられるなどなかなか便利。残念なのことに、KindleキッズモデルはmicroUSBなんですけどね(キッズモデルの基本は通常Kindleなので、まずそっちがアップデートされてからってことかな)。
日本では、新Fire HD 10は1万5980円より、現時点で日本ではプラムなしの3色展開。Fire HD 10キッズモデルが1万9980円。Kindleキッズモデルは1万980円から。どれも10月30日発売で、ただいま予約受付中!