ブラックベリー感ある。
進化は、必ずしも正しい方向に向かうわけではありません。少なくとも、一部の人たちにとっては。
ガラケーでは普通だったキーボードも、スマホを使い始めてから遠い存在になってしまいました。フリック入力ができて、画面も大きくなってメリットは大きいものの、「あの頃はよかったなぁ」とノスタルジーに浸ることもあるわけです。
現在、Campfireでクラウドファンディングをしている「TITAN」は、キーボード付きで最高の防水性能とタフネスを合わせもつスマホ。なんか懐かしいと思いながら、実機をレンタルし、実際に使ってみましたよ!
4.6インチのタッチディスプレイ

TITANのディスプレイは、1430mm×1438mmのほぼ正方形。タッチディスプレイで、Android 9.0搭載。これだけで、今の縦長スマホにはない斬新さ。
そのほかにも、以下のような機能が。
- ワイヤレス充電対応
- バッテリー6000mAh
- 充電はUSB Type-C
- 指紋認証・顔認証対応
- NFC対応
- ディアルSIMカード対応
- トランシーバー
もちろん、このほかにも機能盛りだくさんなわけですが、バッテリー6000mAhってすごすぎやしませんかね?
最新のiPhone 11 Pro Maxですらバッテリー容量は約4000mAhと言われていて、そのすごさが目立ちます。これなら、数日は持ちそうですね。
片手では操作できないが、それもまた良き

当然ですが、片手では操作できません。それもそのはず、両手で使う前提として設計されているからです。
タッチスクリーンにキーボードを表示することもできないので、文字の入力は両手10本の指でガシガシと打ち込んでいきます。うん、やっぱりスクリーンではなく、ハードとしてのキーボードを打ち込んでいくのは楽しい。忘れていたよ、この感覚。
この辺は、今は無きブラックベリー感が溢れ出ていて、ちょっと懐かしさを感じます。
IP67の防塵防水

これだけキーボードがあると心配になるのが、耐水性。
大丈夫です、しっかり配慮されていますよ。防塵防水性能は、IP67。
- 粉塵が内部に侵入しない。
- 規定の圧力、時間で水中に浸漬しても有害な影響を受けない。
防塵も、防水もどちらも高い性能があり、アウトドアで使うにも心配ないレベル。

実際に水をかけて、水につけてみましたが、動作に影響なし。キーボードの隙間が気になっていましたが、特に問題ありませんでした。
成熟したスマホ市場に見える一点の光

やっぱり、Androidが走っているというのが実用感があって安心なところ。今Androidを使っている方なら、問題なくスムーズに移行できるでしょう。

そして、1つ気になったのが、ツールボックスというアプリ。標準搭載されていましたが、これがまた興味深いんですよ。たとえば、コンパス、分度器、ノイズテストなど、普段はなかなか使わない機能が豊富に入っています。
基本的には、アウトドアで活用する機能ばかりですが、TITANを触っていて楽しいのが、こうした新しい発見があるところです。
スマホ市場はすでに成熟した市場にあり、メーカーごとの違いが徐々に薄れてきています(もちろん、カメラやスタイラスペンなど、まだまだ違いはありますが)。
しかし、TITANはその中でも異色の存在。そもそも、キーボードがついていますからね。それに加えて、ちょっと斜め上のアプリが入っていたり、初めてゲームボーイを持った時のような「こいつで何ができるんだろう」というワクワク感があります。
カメラはフロントとバックに1つずつ

TITANは、8メガピクセルのフロントカメラと16メガピクセルのリアカメラを搭載しています。価格を考えれば、カメラの機能はこれくらいで十分なのですが、ISO、ホワイトバランス、露出を自分で調整できます。ISOは100〜1600の範囲でしたが、一眼レフレンズを使っている人からすれば、これはちょっとした楽しみになるかもしれません。
スマホに求めていたワクワク感がある

これはスマホの未来だ!と言う気は全然ありません。でもね、スマホにワクワク感を求めるなら、TITANはありだと思いますよ。今のハイエンドスマホにはないような、新しい発見あり、ワクワク感あり。金額も28,999円と、手を出してみようかと思ってしまう絶妙なライン。
1つ言えるのは、こうしたガジェットは買うか悩んではいけない。心に従い、直感でポチるのが後悔しない買い方ってやつですね。
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Source: Campfire