半年に一度の「Windows 10」向けシステムアップデートの時期が近づいてきました。
Windows 10向けの小規模なアップデートは1年を通じて、随時リリースされています。
でも、このシステムアップデートはそうしたものとは違い、年2回リリースされる大がかりなアップデートです。
Windows 10 November 2019 Updateの変更点は?
今回のシステムアップデートは「Windows 10 November 2019 Update」(バージョン1909)という名前になりました(Windows Insider Programでは、これまで「19H2」と呼ばれていたバージョンです)。
これまでのシステムアップデートと比べると変更点はやや少なめですが、以下のような部分が改善されています。
- 新たなショートカットやWindows 10向けアプリの管理オプションが追加された
- カレンダーへの予定追加がより手軽になった
- AlexaやGoogle Assistantといった、Microsoft以外のAIアシスタントとの連携も改善された
では、Windows 10 November 2019 Updateがリリースされたら、あなたの愛用のWindows PCで使えるようになる新機能を順に見ていきましょう。
新たな通知設定とショートカット
- アクションセンターに「通知の管理」ボタンが新たに追加されます。
- 個々の通知にはリンクが追加され、これをクリックすると該当するアプリの通知設定に直接アクセスできます。また、アイコンも通知のタイプに応じた新しいものになります。
- 「通知」設定ページには新たなオプションが追加され、アプリ別、あるいはすべてのアプリの通知をミュートできるようになります。
通知以外の新機能
通知関連以外にも、バージョン1909にアップデートすると新たに加わる便利な機能があります。例えば、以下のようなものです。
カレンダーアプリの改善

『カレンダー』アプリをわざわざ開かなくても、ポップアップ表示される予定表からイベントが作成できるようになります。
タスクバーの隅にある日付と時刻をクリックすると、予定表がポップアップ表示されるので、ここから日付を選んでイベントを設定しましょう。
イベント名を記入してラベルをつけ、時間と場所を指定すればできあがりです。また、『カレンダー』アプリを開くショートカットも追加されます。
OneDrive内も検索できる
『エクスプローラー』の検索ツールも改良され、OneDrive内に保存されているファイルも検索結果に含まれるようになります。
Cortana以外のAIアシスタントに対応
ロック画面から、Microsoft以外のAIアシスタントを使った音声コントロールが可能になります(ただし、この機能をサポートしているアシスタントは今のところありません)。
バッテリー寿命が伸びる
一部のデバイスでは、バッテリー寿命が伸び、電源効率が向上します。
ほかにも、エンタープライズユーザー向けのより専門的な機能がいくつか変更されています。
Windows 10 November 2019 Updateをインストールする手順
Windows 10 November 2019 Updateの正式版のリリース日は、今のところ発表されていません。
ただし、Windows Insiders Programに参加しているユーザーであれば、正式リリース前のプレビュー版に今すぐアクセスできます(詳しくはこちらのリンクをご参照ください)。
正式版のリリースを待ってインストールしたいというユーザーも、今回は手動操作が必要になります。
というのも、Windowsではアップデートが自動インストールされない仕様に変更になったからです。
新しいアップデートをチェックするには、Windowsマシンのスタートメニューを開き、歯車のアイコンをクリックして設定メニューを開きます。
設定メニューの中で、「更新とセキュリティ」>「Windows Update」と進み、アップデートが表示されていたら「今すぐダウンロードしてインストールする」というリンクをクリックしてください。
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Image: RoSonic/Shutterstock.com
Brendan Hesse - Lifehacker US[原文]