れんこんの皮むきは必要？皮をむく・むかないメリット

炒めればシャキッと、すりおろせばモチモチの食感が楽しいれんこん。そんなれんこんを調理するとき、皮をむくかむかないか迷ったことはありませんか？

結論からいうとれんこんは、皮つきのまま食べることができます。栄養があるならむかない方がいいのでは？と思うかもしれませんが、皮をむくこととむかないことにそれぞれのよさがあるので、料理に合わせてチョイスしましょう。

れんこんの皮をむかないメリット・デメリット

メリット

・栄養を逃さず摂取できる
土の中で成長する根菜類は、水分を逃さないようにするため皮の近くに栄養素で壁を作ります。皮をむかずにそのまま調理することで、れんこんに含まれる栄養素を逃さず摂取できます。

・歯応えを味わえる
皮や皮の近くにある旨味や風味、しっかりとした歯ごたえを味わえます。

デメリット

・ビジュアルが悪くなる
正月のおせち料理などにもよく使われるれんこんはきれいな白色をしていますが、茶色くごわついた皮ごと調理することで、ビジュアルが悪くなります。

・味が染みにくい
皮をむかないことで味が染み込みにくいという点もデメリット。煮物を作る場合は、皮をむいて調理する方が味が染み渡るのでおすすめですよ。さらに、れんこんの皮に含まれる農薬が心配な方もいるかもしれません。れんこんを切ったあとに、5〜10分ほど水や酢水につけることで残留農薬を減らすことができます。皮をしっかり洗い、丸めたアルミホイルでこするのもおすすめですよ。

れんこんの皮をむくメリット

皮をむくことで歯ごたえがよくなり、味が染み込みやすくなるというメリットがあります。

れんこんに限らず皮に栄養を含む野菜は多くありますが、皮をむいて調理するのが一般的ですよね。なぜ皮をむくのが定番になったかというと、和食には見た目を重視する文化があるためです。

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れんこんの皮やれんこん自体に含まれる栄養素

れんこんの皮には、生活習慣病の原因となる活性酸素の発生を抑える作用がある「ポリフェノール」や「ビタミンC」などが含まれています。（※1）

皮をむいてしまっても、れんこん自体に栄養はたっぷりあります。シャキシャキ食感の元となっている「食物繊維」は腸の掃除役として（※2）、片栗粉の主原料でもある「デンプン」は、体の中でエネルギーとなる働きがあります。（※3）