頭のないBB-8ですね、コレ。
現在開催中の「CES 2020」にて、Samsung(サムスン電子)が記者会見を行い、壇上に黄色のテニスボールのような球体型ロボットが登場しました。
その名は「Ballie」。何だか『WALL-E』っぽい名前ですが、これはユーザーのパーソナル・アシスタントとして家中を転がり、音声指示に従って家電を操作したり、緊急電話をかけたり、子供やペットの相手もしてくれる、というもの。
まずはプロモーション動画で、どんなものかお確かめください。
音声アシスタントはいくつも出回っていますが、可愛げがあって自ら動くものはそうそうありませんよね。
移動できれば活動範囲も広がる
家主がいない間にどこまで自己判断して行動できるかはさて置き、これはちょっとしたハウスキーパーとして期待できそうですよね。
カメラで自分がエクササイズしている後ろ姿を撮影し、同じくSamsung製の縦型に回転するディスプレイ「sero」に映したり、ゴミが散らかればロボット掃除機を起動させたりするのは素晴らしいアシスタントっぷりです。
CES 2020での「Ballie」
ではCESにて、この「Ballie」がどう説明されたのか、舞台の様子を見てみましょう。
呼びかけない限りは、パーソナル・スペースを保ってユーザーから一定の距離を置きます。これで不用意に蹴っ飛ばすこともありませんし、踏んづけて転ぶこともないでしょう。
パーソナル・アシスタントとしてのロボットは、やはり球体が究極系?
どうやら「Ballie」が人語で話すことはないようですが、ちょっとしたメロディーで受け答えをするようです。BB-8のようなビープ音ではありませんが、全然アリですよね。いつの日か、『ヤッターマン』のオモッチャマみたいなアシスタントも登場するかもしれませんが、やはり『ガンダム』のハロみたいな球体のほうが、ムダがなくて移動も速いってことなのでしょう。

まぁ国際宇宙ステーションの「CIMON」君はヘソ曲がりのポンコツでしたけども…。
発売時期や値段は未定ですが、これを機にAlexaやGoogleアシスタントなども丸くて自走するようになると面白いですね。
Source: YouTube (1, 2) via Laughing Squid