私はたくさんのツールやアプリを使って、仕事とプライベートの両方を管理しています。
スケジューリングには『Airtable』、時間管理には『Toggl』、家計管理には『YNAB』、生産性の追跡には『RescueTime』、健康管理には『Fitbit』といった具合です。
あなたの実働時間は?
さらに、『Exist』を使って、ほかのアプリから集めたデータを同期してまとめ、各種の活動や習慣の相関性を探っています。
(信じるかどうかはともかく、『Exist』のレポートによれば、仕事のあとにメールをチェックしなかった日のほうが、 私の生産性は高くなるようです。タンパク質を多く摂ったときにも生産性が高くなります。ご参考までに)
それに加えて、スプレッドシートも使っています。
スプレッドシートでは、アプリで集めた情報(ワークフロー、スケジュール、家計、健康など)の大半をひとつのドキュメントにまとめ直して、それを自分で管理・更新しています。
なぜ記録をスプレッドシートにまとめるのか?
このスプレッドシートを作りはじめたのは、2013年のことです。
記録をつけはじめてもう6年になります。現行バージョンのスプレッドシートには、日々のスケジュールやワークフロー、「Getting Things Done(GTD)」活動リスト、家計、献立、健康にそれぞれ対応する複数のシートがあります。
いったいどういうわけで、日々の生活のデータを自動的に集めるたくさんのアプリとは別に、スプレッドシートでも記録をつけているのでしょうか?
そして、いったいどうして、これほど大量のデータをスプレッドシートに手作業でコピーしているのでしょうか?
その理由は、これまでの経験から、アプリというものは、登場しては消えてしまうことがわかっているから。
アプリの機能が変わったり、製品の方向性が変わったりすることがあるのはもちろん、そもそも運営している会社が廃業することもあるのです。
これもまた経験から、個人的な記録でさえ永遠には続かないことを知ってはいますが。
(いま使っているノートパソコンでは読みとれないCDやフロッピーディスクの山の話をしましょうか?)
アプリに任せるより、自分でデータを管理するほうがいいと考えています。
ログアプリとは別にデータを記録するメリットは?
Alexandra Samuels氏はハーバード・ビジネス・レビューの記事で、仕事効率化アプリは優れた仕事管理ツールになるけれど、自分のデータを自分でも記録しておくべきだと主張しています。
データをエクスポートする方法を確保しておきましょう。
努力の成果を一連のスプレッドシートに手作業でコピー&ペーストするだけでもいいのです。バックアップとしてだけでも、定期的にそうすることをおすすめします。
私がいま使っているスプレッドシートのシステムも、『Microsoft Office 2000』で作っていたスプレッドシートと同じように、いつかは時代遅れになってアクセスできなくなるのは承知しています。
それでも、米Lifehackerが2013年におすすめした仕事効率化アプリのいくつかに比べれば、すでにずっと長続きしています。
これです。
ですから、ちょっと考えてみてください。そろそろ自分のシステム内に、自分のデータをまとめ始めたほうがいいのではないでしょうか?
アプリからファイルをエクスポートして「マイデータ」と名前をつけたフォルダに保存するだけでもいいのです。
「自分も、ライフ・トラッキング用に徹底的にカスタマイズしたスプレッドシートを作っている」という方は、ぜひお知らせください!
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Source: ハーバード・ビジネス・レビュー
Nicole Dieker - Lifehacker US[原文]