ノイズキャンセリングヘッドフォンは、バスなどの混雑した場所で静かに音楽を楽しんだり、騒がしいオフィスやカフェで仕事に集中するのを助けてくれます。

きちんと機能してくれればノイズキャンセリングヘッドフォンは素晴らしいものですが、一部のAirPods Proユーザーから気になる報告が寄せられています。

最近のファームウェア・アップデートをインストールしたところ、ノイズキャンセリング機能がおかしくなったというのです。

ノイズキャンセリングヘッドフォンのなかには、パッシブ・ノイズキャンセリングを採用している製品もあります。これは、ポリウレタンフォームなどの障壁で、周囲のノイズを物理的に遮蔽する方式。

AirPods Proはアクティブ・ノイズキャンセリング(ANC)を採用しています。逆相の音を発生させて外部のノイズを消す方式です。

ところが、AirPods Proで最近のファームウェア・アップデートをインストールすると、オーディオパフォーマンスは向上する一方で、アクティブノイズキャンセリングの性能が低下してしまいます。

ノイズキャンセリング機能の不具合を調べる方法

MacWorldによると、Appleは該当するファームウェアの配信を現在停止していますが、多くのユーザーがすでにインストールしてしまったということです。

AirPodsのファームウェア・アップデートは充電中に自動的に実行されます。インストールを一時的に保留したり、オプトアウトする方法は提供されていません。

もし、お使いのAirPods Proのノイズキャンセリング機能がおかしくなったと感じたり、不具合の可能性があるかをチェックしたい場合は、AirPods ProをiPhoneかiPadに接続して、[設定]>[一般]>[情報]>[AirPods Pro][ファームウェアバージョン]を確認してください。

番号が「2C54」となっていれば、不具合のあるファームウェアがインストールされています。

残念ながら、過去のファームウェアに戻す方法はありません

Appleがこの問題を修正する新しいファームウェア・アップデートをリリースするまで、性能が低下したノイズキャンセリングで我慢するしかありません。

それまでの間、AirPods Proにポリウレタンのイヤーチップを付けてパッシブノイズキャンセリングの性能を少しでも高めるという手はあります。

あるいは、どうしても静かで平和な通勤時間を取り戻したいという人は、別のノイズキャンセリングヘッドフォンに一時的に切り替えるのもよいでしょう。

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Photo: Shutterstock

Source: MacWorld

Brendan Hesse - Lifehacker US[原文