僕らの夢がどんどん現実になっていく。
Google（グーグル）は本日、スマートフォン｢Google Pixel 4｣に2つの新機能を追加しました。ひとつが｢Motion Sense｣（モーションセンス）、そしてもうひとつが｢新しいGoogleアシスタント｣です。この2つの機能、なかなか未来感ありますよ。それぞれご紹介します。
ジェスチャーでスマホを操作する｢Motion Sense｣
まずひとつめの｢Motion Sense｣。これはスマホをジェスチャーで操作する機能です。大きく分けて3つの動作をPixel 4が認識します。
プレゼンス：Pixel 4の半径60cm以内に人が入るとそれを認識します。
リーチ：端末に近づく手を認識して、持ち上げられることを予測します。
スワイプ：Pixel 4の画面上で手をかざす動作を認識します。
たとえば、電話やアラームが鳴ったとき音を止めたいというときに、スマホに手を伸ばしますよね。その動作を感知して、着信音やアラームを小さくするということができるんです。なんという知性！
アラームや着信は、手をかざすことでボリュームダウン
— ギズモード・ジャパン (@gizmodojapan) February 4, 2020
そのまま手を振り抜けば沈黙します
雑に扱えるじいや pic.twitter.com/1dRnNtFVJ8
また、プレゼンスの機能により省電力も実現。人が近くにいることを検知したときに画面表示をオンにし、人が離れるとオフにするということができるので、画面常時ON時に比べると消費電力が少なくなります。それでいて、使いたいときは画面がちゃんと自動的にオンになるため、使い勝手をスポイルしません。
Motion SenseはPixel 4に搭載されている顔認証機能の高速化にも貢献しています。人が近づいて画面がオン→手が近づくと持ち上げられることを予測し、顔認証機能を起動→カメラの範囲内に顔が入るとすぐに認証/アンロックされます。顔認証のときのほんの少しのタイムラグがほとんどなくなるので、かなりシームレスです。Google調べでは世界最速。
これが世界最速の顔アンロック pic.twitter.com/Vvbpv3ULct
— ギズモード・ジャパン (@gizmodojapan) February 4, 2020
スワイプ動作で直感的なコントロールを
スワイプの動作は、Pixel 4の画面上空で手を左右に動かします。僕らがいつもスマホの画面をタッチしながら左右に動かすあの動作を、空中でやるようなものです。
この動作がまず活躍するのが、音楽を聞いているとき。曲再生時に音楽アプリを表示させ、Pixel 4の画面上空で手を左にスワイプすれば次の曲に、右にスワイプすれば前の曲が再生されます。
Pixel 4 の空中ジェスチャー機能 Motion Sense で曲をスキップしました
— ギズモード・ジャパン (@gizmodojapan) February 4, 2020
雑に扱えるDJ pic.twitter.com/gHhXkhBJaF
そのほか、ポケモンと遊ぶことも可能。Pixel 4をアップデートすると、Motion Senseに対応したピカチュウの壁紙が選択できます。これを壁紙にセットしてスワイプの動作をすると、ピカチュウが喜んでくれますよ。
この壁紙……モンスターボール柄のスマホケースを買うしかないじゃないか pic.twitter.com/HjrbUbxAzR
— ギズモード・ジャパン (@gizmodojapan) February 4, 2020
また、ピカチュウを始めとしたポケモンたちと戯れることができるアプリ『Pokémon Wave Hello』もあります（Pixel 4限定？）。どちらもスワイプやタッチ動作でいろいろなアクションが楽しめるので、スワイプの練習としてもいいでしょう。
このMotion Senseには、｢Soli｣という技術が使われています。Google内の開発プロジェクト｢ATAP（Advanced Technology and Projects）｣が5年をかけて開発した技術なのだとか。今回Pixel 4に搭載された機能は、あくまでも第一弾。これからどんどん、新しいMotion Senseの機能が実装されていくようなので、期待しましょう！
Soliレーダーに見えてる世界はかなり分かりづらい pic.twitter.com/7PlkqA0Me4
— ギズモード・ジャパン (@gizmodojapan) February 4, 2020
新しいGoogleアシスタントはOSとの親和性アップ！
もうひとつの大きなアップデートが、｢新しいGoogleアシスタント｣のリリースです。このアップデートで、日本語を含めた9つの言語で声が新しくなりました。GoogleのAI集団、DeepMindの｢WaveNet｣テクノロジーを用いて作られた声となっており、より自然な発音となっています。
Pixel 4で本日から使える通訳モードは、44言語に対応。Googleアシスタントを起動して、日本語で話しかけるとそのまま多言語に翻訳してくれます。場合によっては返事の候補を表示してくれるので、それをタップすれば簡単に返事を返すこともできますよ。これ、かなり便利そうです。
そのほかにも、OSとの統合がさらに進んでいます。たとえば音声でアプリ起動などをすることも可能（英語版では使えてた）。たとえばこんな感じ。
Pixel 4の新Googleアシスタント、ギズモードにめちゃくちゃ敏感なんですけど pic.twitter.com/Z9ihSDnA6C
— ギズモード・ジャパン (@gizmodojapan) February 4, 2020
いちいち検索結果からたどっていく手間がなく、一発でギズモードのサイトが表示されました。Googleさんとギズモードの中が一層深まった瞬間です。
こんなの見せられたら、なんでもかんでもGoogleアシスタントさんに頼ってしまいそうです。
これらの機能は、一部を除いて本日から順次配信されます。Pixel 4ユーザーの方はアップデートして、未来を感じてみましょう！
