新型肺炎の影響で、LGとZTEはMWC 2020から撤退。ファーウェイとかシャオミはどうするんだろう

  • author 湯木進悟
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新型肺炎の影響で、LGとZTEはMWC 2020から撤退。ファーウェイとかシャオミはどうするんだろう
Image: Getty Images

とうとうスマホ業界にまで影響が!

続々と感染者および死者数が増えて、拡大の勢いが止まらない新型コロナウイルスによる肺炎の問題。そのあおりで、今月24~27日に、スペインのバルセロナで開催が予定されている、モバイル界のビッグな祭典のMWC 2020から、撤退を余儀なくされる出展者が相次いでいるようですよ。

社員および一般の皆さまの安全最重要視して、LGは、バルセロナで今月後半に開催されるMWC 2020への出展および参加を見合わせることを決断しました。これにより、多くの医療専門家らが懸念している海外渡航の危険から、何百人という社員を保護する踏み込んだ措置を取ることができます。

このほどDigital Trendsは、このようなLGの発表を紹介し、新型コロナウイルスの影響から、LGがMWC 2020より撤退する方針を固めたことを報じています。毎年のように、MWC(Mobile World Congress)で、新製品などを発表してきたLGの不参加は、MWC 2020の成功を左右する事態ともなりそうですよね。

なお、こうして韓国メーカーが撤退したのはもちろんのこと、すでに中国メーカーZTEも、やはり渡航制限の問題などから、参加を見合わせると発表しました。ほかに世界のビッグスマホメーカーとなるHuawei(ファーウェイ)やOPPO(オッポ)、Xiaomi(シャオミ)などの動向も気になるところでしょうけど、こうした名だたる中国メーカーが出展できないとなれば、なんとも寂しいMWCとなってしまいそうです。早期のワクチン開発も容易ではなく、いろいろとIT業界へも、新型肺炎によるマイナスインパクトが広がっていきそうな予感ですよね。

Source: Digital Trends