【秒単位で解説】ディズニー+のマーベル関連ドラマのティザー予告一挙公開。たった30秒に情報が盛りだくさん!

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  • author 傭兵ペンギン
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【秒単位で解説】ディズニー+のマーベル関連ドラマのティザー予告一挙公開。たった30秒に情報が盛りだくさん!
Image: Marvel Entertainment/YouTube

(配信開始まで)生きねば。

ディズニーが満を持してサービスを開始した『Disney+』。その新たな目玉コンテンツとなりそうな、マーベル・シネマティック・ユニバース関連のドラマシリーズ。その一連のティザー予告が先日公開となったのですが、これがかなりいろんな情報が入ったものになっていました。

というわけで今回は、この予告からわかることを細かく細かく見ていきましょう!

Video: Marvel Entertainment/YouTube

〜11秒まで

まず最初は『The Falcon& The Winter Soldier(ザ・ファルコン&ザ・ウィンター・ソルジャー)』。『アベンジャーズ:エンド・ゲーム』の最後で手渡されたキャプテン・アメリカの盾を投げる練習をするファルコンのシーンからスタート。

そしてウィングスーツで飛ぶ誰かの後に、飛ぶファルコンが登場。このへんは実際につながっているシーンなのかは不明。もしかしたら、かつてのファルコンが軍に所属していた部隊の訓練の回想シーンとかなのかもしれません。

続けてウィンター・ソルジャーも登場。髪も短くなり、ヒゲも剃って第二次世界大戦当時のバッキー・バーンズに近いルックになっていますね。とにかく演じるセバスチャン・スタンがカッコいい…。

そんな彼が銃を向けている相手は『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』のヴィランであるヘルムート・ジモ。先に公開された動画によれば、どうやら今作ではついにコミックのトレードマークである紫の覆面を被ってくれる様子。復讐のため暗躍し、アベンジャーズを分裂させた彼が今回は何を仕掛けてくるのか、気になりますね!

12秒〜19秒まで

次の映像は『WandaVision(ワンダヴィジョン)』。『エンド・ゲーム』で復活を果たさなかった(?)ヴィジョンが白黒で登場し「おかえり、ワンダ」と話しかけるところからスタート。

このシリーズ映像と同時に公開されたあらすじによれば、ヴィジョンとワンダ・マキシモフが郊外で理想的な暮らしを送るも、何かがおかしいと気づき始めるという展開となるとのこと。ちなみにコミックではワンダは強力な現実改変能力の持ち主なので、もしかするとこれは彼女が作り出した幻(ビジョン)なのかも。

ちなみにこのシリーズは2015年のコミックシリーズ『ヴィジョン』に影響を受けていると同作の作者のトム・キングが明かしていました。その『ヴィジョン』は、その名の通りヴィジョンが主人公で、彼が人造人間の家族を作り出し理想的な生活を始めるも、恐ろしい事件へと発展していくというミステリー/スリラー仕立ての作品。

今回の映像を見る限り、直接的な引用というわけではなさそうですが、このドラマにも影響を与えているんじゃないかと感じられますね。ちなみに最近邦訳版が出たばかりですよ!

そしてバンバンと場面が転換していきますが、白黒だったりそれぞれ服装の時代が違ったりし、背景がわざとらしいくらいにセットな雰囲気なあたり、おそらくシットコム的なTV番組の中にいるみたいなシーンなのでしょう。

コミックのワンダ・マキシモフことスカーレット・ウィッチのコスチュームを着ているショットがありますが、これはなんか安いの衣装のような雰囲気。仮装パーティーやハロウィンのイベントに行くみたいなシーンなのかも?

よく見るとワンダが妊娠していると思しきショットがありますが、コミックではワンダはヴィジョンとの子をもうけています(詳しくは後ほど)

最後には現実の(?)ワンダが白黒のヴィジョンと同じ部屋にいるシーンに。一体どういう風につながっていくのか…。

20〜21秒

それから再び『The Falcon& The Winter Soldier』の映像に。フットボールスタジアムで行われていると思しきイベントに参加しているキャプテン・アメリカのような姿の人物。これはおそらく登場が予告されているジョン・ウォーカーでしょう。

ジョン・ウォーカーはコミックではスーパー・パトリオットという名前で初登場したキャラクターで、新たなキャプテン・アメリカとして政府から任命され(当時、とある事情でスティーブ・ロジャースはキャプテン・アメリカを辞めていた)、それからU.S.エージェントと名前を変え、その名の通りアメリカ政府のために戦った人物。

U.S.エージェントはカプコンの格闘ゲームに何度か登場しているので、知っている人も多いかも? この雰囲気からしてもしかすると、政府公認ヒーローみたいなものに任命されているのかもしれませんね。

ちなみに演じているのはワイアット・ラッセル。『ニューヨーク1997』でおなじみのカート・ラッセルの息子。ちなみにカート・ラッセルは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』に登場したスター・ロードの父親エゴを演じているので、親子でMCUに出ていることになりますね!

22〜23秒

『WandaVision(ワンダヴィジョン)』に一瞬だけ戻ると、どうやら2つに並んだゆりかごに入った子供がおしゃぶりを高く飛ばしている様子。コミックではワンダとヴィジョンの子供は双子なので、その再現なのかもしれません。コミックでは双子は複雑な事情のあるキャラクターなのですが(ネタバレになったらアレなのでここでは語らないとして)、どこまで再現されるか気になるところ。

23〜27秒

最後に『Loki(ロキ)』の映像が一瞬だけ登場。『エンド・ゲーム』でコズミックキューブを手にし行方をくらませたロキが主人公のシリーズで、映像では「ここを完全に燃やしてやる」と言っていますが、どうやら何者かに捕まって囚人服を着させらている様子。

その囚人服にはTVAと描かれたロゴが入っていますがこれはおそらくコミックに登場する組織「タイム・ヴァリアンス・オーソリティ(Time Variance Authority)」のこと。彼らはマルチバース(多元宇宙)全体を監視し、その過去や未来の改変を防ぐ組織。

実はその初登場はマイティー・ソーのコミックシリーズなので、ロキともそれなりの繋がりがある形。ちなみにTVAはジャスティスという(映画にもなったジャッジ・ドレッドみたいな姿の)エージェントを送り込むことでも知られています。もしかすると、ドラマにもロキを追う者として登場するかも…?


そんな具合でたったの30秒で全体像はまだまだわからないものの、ネタは盛りだくさんな動画でした。特にコミックのネタが沢山拾われている感じで、非常に楽しみですね!

『The Falcon& The Winter Soldier』は2020年8月、『WandaVision』は2020年12月、『Loki』は2021年からDisney+にて配信開始。日本での配信も早めに決まると嬉しいですね。

Source: Marvel, Collider, Amazon