もしや復活へのろし？
初めて｢Google Glass｣が世に出たとき、さぁ、これからはスマートグラスの時代だ！ そんな期待もふくらみました。わざわざスマホに目を落とさずとも、目の前に広がる情報から最新フィードをチェックし、写真も撮れて、電話だってかけられる…。そんなSFの世界を現実にしてくれるコンセプトに、かなりワクドキした人もいるのでは？
でも、残念ながら、世の中はスマートウォッチが普及へと弾みをつけたのに対し、いつのまにやら、Google Glassは、一般のコンシューマー向けには販売されなくなり、細々と企業向けに生き残るのみという流れをたどってきました。あまりにも時代を先取りしていたのでしょうか？ あとメガネをかけるだけで、周囲も知らないうちに写真を撮りまくれるといった、盗撮への恐れを始めとするプライバシーの問題も根強かったですよね？
新たな販売チャネルから購入できるように
SlashGearは、これまで入手が困難だった企業向けの最新モデル｢Google Glass Enterprise Edition 2｣を、新たな販売チャネルから自由に購入できるようになったことを伝えています。
10万円を優に超える1,000ドルクラスという価格帯や、そもそもハードウェアとAndroidのプラットフォームのみで必要なアプリは揃っていないなど、一般ユーザーへのハードルは高いものの、これを機会に開発者らが次々と入手し、対応アプリがそろっていく展開だってないとはいえないことでしょう。
なお、Google Glass Enterprise Edition 2は、初代モデルなどと比較するとバッテリー性能やCPU処理能力の改良、USB-Cポートの搭載などなど、大きく使い勝手は向上しています。昨年5月の発売以来、スマホを手にできない環境で作業を進める従業員などに一部の企業が積極導入を進め、なかなか好評なんだとか。より幅広く利用できるようになってARのキラーアプリなんかが出そろってくれば、再び脚光を浴び、値下げして一般発売へと道を開く展開にも？ そんな期待をしつつ待ってみるとしましょうかね。
Source: SlashGear
