ライフハックの中には年月が経つと役に立たなくなるものもあります。

進化し続けるテクノロジーについていけなかったり、時代遅れになったりするからです。しかし、今日ご紹介するシリカゲルの活用法は、今も健在なライフハックです。

靴、電子機器、食品に至るまで、その梱包を解くと、湿気を吸収するシリカゲルの小袋が入っていることがあります。

この乾燥剤の小袋には、「食べられません」とか「捨ててください」と書いてあります。「食べられません」に対して異論はありませんが、「捨ててください」には同意できません。

米Lifehackerの創設以来、私たちはこうした乾燥剤が入った小袋の再利用を提唱してきたからです。

購入した商品に付いてきたシリカゲルの小袋は持て余すことが多いものですが、いろいろな形で活用できます。

シリカゲルをジム用バッグに入れると脱臭できる

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Photo: Shutterstock

ジムで着用して汗がしみ込んだ衣類をジム用のバッグに入れておくと、悪臭の原因となるバクテリアが繁殖します。

シリカゲルの小袋を入れると、バッグ自体も中身もすぐに乾燥するので、ジムから戻って数時間後にバッグを開けたとき最初に立ちのぼるむっとした悪臭から解放されます。

シリカゲルでカミソリの刃の寿命を延ばす

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ひげを剃った後、すぐにカミソリの刃を乾かしていますか?

たとえ一滴でも水滴がついていると、刃が錆びることがあります。

錆はカミソリの寿命を縮め、ひげの剃り心地も悪くします。カミソリにシリカゲルの小袋を1つか2つ添えて保管しましょう。刃を最高の状態に保てます。

シリカゲルで道具箱の中身の湿気を防ぐ

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あらゆるツールを室温も湿度も適切に管理してしっかり保護できる環境で保管するのは困難です。

どんなにきちんとした人でも、一度や二度はハンマーを雨ざらしにしたことがあるはずです。

また、ガレージや地下室は、必ずしも十分に乾燥した場所ではありません。でも、道具箱にシリカゲルの小袋を何個か入れておくと、簡単に錆びを防ぐことができます。

シリカゲルで食品の鮮度を保つ

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香辛料、ドライフルーツ、穀物、さらにジャガイモやタマネギなどの野菜に至るまで、乾燥した状態で保管したい常備品を入れているキャビネットやパントリーにシリカゲルの小袋を入れましょう。

小麦粉や砂糖を入れた密閉容器にも入れておくと効果的です。

シリカゲルでヘッドフォンの悪臭を防止する

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Photo: Patrick Allen

人間の体温は100℉(約37℃)近くあるので、ジャズのジャムセッションを聞くとき耳を覆っていたヘッドフォンは、使用後にキャリングケースに戻すとき生暖かくなっていても当然です。

そして、空気中に湿度があれば、どうなるかわかりますよね。この場合も、悪臭の原因となるバクテリアの繁殖を防止するためにシリカゲルの小袋を利用しましょう。

シリカゲルで悪天候から電子機器を守る

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これは、嵐やハリケーンなどの悪天候から電子機器を守りたいときに使えるコツです。

電子機器の充電器、予備のバッテリー、コード、周辺機器をビニールの収納袋にまとめて入れたら、密封する前にシリカゲルの小袋をいくつか入れましょう。

袋全体が水没した場合は保証できませんが、それ以外ならは、母なる自然からしっかり守ってくれるはずです。

その他にも、シリカゲルには次のような用途があります。

シリカゲルで写真の劣化を防ぐ

写真復元会社のPixSaversは、写真やフォトアルバムを蓋つきの箱に収納してシリカゲルの小袋をいくつか入れて保管することをすすめています。

たびたび保管容器を開いて写真を確認することがない場合は、特に効果的です。

シリカゲルでかび臭い本を脱臭する

古本が地下室や屋根裏部屋みたいな臭いがするときは、シリカゲルでそのカビ臭さを中和できます。

Abundant Genealogyは、かび臭い本をシリカゲルの小袋数個と一緒に蓋付きのプラスチック製の箱に入れて(シリカゲルが本に直接触れないように注意してください)、冷暗所に約1カ月間放置することを推奨しています。

それでもまだかび臭さが残っていたら、シリカゲルを新しいものと交換して、さらにしばらく置きましょう。

シリカゲルで種を湿気ないように保管する

春が来たら撒く種はしっかり乾燥した状態で保管すると、庭の一年生植物が再生できます。

メイソンジャーやジップロックなどの密封容器に、種と一緒にシリカゲルの小袋を入れ、種まきの時期が来るまで涼しくて乾燥した場所に保管してください。

シリカゲルで銀の変色を防止する

銀は空気中の湿気で変色します。シルバーのジュエリーの汚れを取ったら(TrueFacetのブログによると、シルバーは使うたびに汚れを取った方がいいそうです)、シリカゲルの小袋と一緒にジュエリーボックス入れて保管しましょう。

シリカゲルの効果が無くなったと思ったら、乾燥させればまた使えるようになります。

クッキーシートの上にシリカゲルを置き、弱火(200〜300℉/93~148℃)のオーブンに1〜2時間入れておくか、暖かくて天気の良い日に屋外に数時間置きましょう。新品同様になりますよ。

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Source: PixSavers, Abundant Genealogy, Seeds, TrueFace

Lisa Rowan – Lifehacker US[原文