個室カラオケの次は、個室オフィス。
ネットの普及によって、かつてないほど私たちの仕事環境は変化しています。私はネットワーク環境さえあればどこでも仕事ができるので、パソコン片手にどこにでも行きます。でも、意外と電車の中って仕事が進まないんですよね。スマホで資料を読むとかならアリですが、座席に座って膝上でPCを開いてカタカタ…は機密情報漏洩の観点から言ってもオススメできません。
でも、移動中に少しでも仕事を進める必要があったら…?
そんな時に便利になりそうなのが、駅構内の個室型ワークスペース! ひとりカラオケボックスのような、完全個室のオフィスなので、機密情報を守るために周囲に目を光らせることも、電車を降りてすぐにカフェを探してウロウロする必要も、トイレに行くためにパソコンに「GET WILD」を仕込む必要もないんですよ。
東京の地下鉄にやってくる「CocoDesk(ココデスク)」
「CocoDesk」は、東京メトロと富士ゼロックスの共同展開する個室型ワークスペースです。机、椅子、電源、USBコンセント、液晶モニター、エアコン、Wi-Fi完備。
利用時間は午前7時から午後10時まで。15分単位で利用できて、料金は15分250円。スマートフォンを使って鍵をあけるのだそうです。
15分で250円という料金設定に一瞬目が飛び出そうになりました。最初の15分は、エアコンをオンにして、鞄からパソコンを取り出してソフトを立ち上げ、Wi-Fiにアクセスするだけで終わってしまいそう…。CocoDeskを利用するにはスマホで予約を入れておく必要があるようですが、時間配分や事前準備が欠かせないでしょう。
私個人としては、記事作成のためにカフェで写真を撮影したり、街ゆく人々を観察しながらアイデアを巡らせたりするので、ニーズとコスパを考えるとカフェに行くと思います。しかし、1分たりとも時間を無駄にしない企業戦士なら、クローズド空間なCocoDeskは頼もしい味方になると思います。
まずは4駅に設置
CocoDeskの提供は2月20日から。まずは、4駅に設置し、3月末までに10駅に増やすことを計画しているそうです。具体的な設置駅は、溜池山王駅に3台、明治神宮前駅に2台、池袋駅と六本木一丁目駅に各1台。
今後は東京都内だけでなく、全国各地の駅ナカ・ビルナカ・街ナカなどの、ビジネスパーソンの導線上に設置していくそうです。個人利用の従量課金コースだけでなく、法人契約もできるそうなので、駅ナカワークは日本のビジネスマンの新たな働き方になるかもしれません。
Source: PressRoom