絵文字が交通安全の手助けに。
自動車メーカーのFord(フォード)が、背中を電光掲示板にして絵文字で後続車に意思を伝えられる自転車乗り用のジャケットを発表しました。
日本の道交法だと、軽車両扱いの自転車は基本的に車道を走らなければいけません。ですが、バイクのようにウィンカーやテールランプがないので、同じ道を走る自動車にこちらの意思を伝えることができないんですよね。
なのでこれまでは、サドルの下やヘルメットの後頭部が光るデバイスなどが作られてきましたが、ジャケットなら視認性はピカイチです。
フォードいわく、これは欧州だけで年間2,000人以上の自転車乗りが交通事故で亡くなっている事態を打破するべく、彼らが行なっている「Share The Road」キャンペーンの一環として作った試作品とのこと。
ハンドルから操作する
動画を見た限り、手許の無線コントローラーからは右左折を示す三角形と3種類の顔文字、それと注意を促す「!」の6種類しか搭載されていないようです。
ですが絵文字の数はこんなモンではありませんし、背中のLEDだって何でも表示できてよいはず。なのでカスタマイズ可能になってもいいと思いますし、おそらくハックする人も現れるでしょうね。
もっとも、これはまだ試作品なので、これから任意の絵文字が設定できるようになる可能性も充分にあります。むしろユーザーはそれを望むんじゃないか? とも思うんですよね。
背中で何でも語れるのが理想
ちょっと前に、AirDropで「うんち 行かせてくれ」というメッセージが煽り気味の軽バンから届いた…という、テクノロジーをフル活用した緊急速報が編み出されたことがありました。
さっき一般道の右車線走ってたんだけど、若干煽り気味の軽バンいて、怖いなぁ〜思ってたらアイフォンにAirDrop来て、もっと怖ぇーって思ってちらっと内容見たら......
— 32君 (@km03728012) 2019年9月17日
うんこ漏れ撲滅運動してる味だから、即座に譲った。 pic.twitter.com/Pq8OV7zLyH
このジャケットを着れば、ウ○コ絵文字でもっと視覚的に明示できますね。他にもし気分が悪ければ、緑のゲロ絵文字もイケそうです。ただし後続車向けなので、「だから煽らないでね、幅寄せしないでね」というメッセージが伝えられるかなと思います。
中指絵文字で後ろを煽るのはマズそうですが、皆さんだったらどんな絵文字を表示させてみたいですか?
Source: YouTube via designboom, Twitter