どんなアイディア商品が生まれるかな?
ソニーは自社のデジタルカメラ向けに、カメラの遠隔操作ツールをサードパーティーが開発できるようにソフトウェア開発キットを公開すると発表しました。
これまで、αシリーズのカメラの遠隔操作は純正のデスクトップアプリケーションを利用する必要がありました。しかしSDKが配布されることにより、他の企業が独自のツールを開発できるようになります。例えばリモートでカメラ設定を変更したり、シャッターを切ったり、フレーミングやフォーカスのモニターなどができるようになるはずです。
このようなSDK(ダウンロードはこちらから)は普通のカメラファンというよりも、スタジオ撮影などで役立ちます。手が届かないような場所にカメラを設置したり、あるいは撮影の都合でカメラを1mmも動かしたくないようなシチュエーションでは、遠隔操作が必要なのです。
ソニーが指摘してるように、このSDKはキヤノンやニコンが幅を利かせているスポーツフォトグラフィー分野にて役立つはずです。フィールドの中央にぶら下げられているケーブルカメラなどが、その例ですね。このようなケースでは、SDKによるカスタムハードウェアとソフトウェアの融合が必要となります。
現在、このSDKがサポートするのはα 7R IVとα 9 IIだけです。しかしソニーは、将来的にサポート対象機器を増やし、また新モデルにおいてもSDKをアップデートし対応させると伝えています。
Source: Gizmodo US