おまたせっ! ローランドの「電子和太鼓」、ついに今夏発売します

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  • author 中川真知子
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おまたせっ! ローランドの「電子和太鼓」、ついに今夏発売します
Photo: Roland / YouTube

練習用スネアドラムなら持ってたけど…。

中学時代、吹奏楽部でパーカッションを担当していた私は、父に頼んで練習用のスネアを買ってもらいました。練習用だと、本物のスネアのように中が空洞になっているわけではなく、中に綿や布が何重にも重ねられているような触感で、音は「ボスンボスン」。本物のスネアのような跳ね返りも感じられなければ、机の上に雑巾を敷いて練習するような感覚もありませんでした。こんなことを言ってはなんですが、正直、「無いよりマシ」程度だと思っていました。

でも、今はすごいのがあるんですね。スネアなんかよりもはるかに自宅での練習が難しいと思っていた「和太鼓」が電子版となり、ひとりでひっそり練習可能になるんですって。難しいと言われていた「和太鼓」の電子化ですが、試行錯誤を繰り返し、ワイヤ有りからワイヤレスに進化して、遂に商品化となります。値段によるけど、久しぶりにパーカス魂と楽器収集の趣味がウズウズと〜。

Rolandの「TAIKO-1」

和太鼓の新たな可能性を提示したのは、日本が誇る電子楽器メーカーのRoland(ローランド)練習場所が限られる音が大きいメンテナンスが大変といったことがプレイヤー減少の理由であることに注目したRolandは、和太鼓奏者に快適な練習環境を、と考えて、電子和太鼓の開発を始めたようです。

Roland | ローランド

「大きな音」が問題のひとつなので、静かで叩きやすい網状素材のメッシュ・ヘッドを採用。特殊な糸を編み込んだ特殊素材で、糸と糸の隙間から空気の振動を逃すことができるので、打撃音を大幅に減らし叩きやすさも実現したそうです。

どんな音が出るの?

「TAIKO-1」は一台でさまざまな種類の太鼓の演奏を楽しむことが可能。その種類の多さは一言では書ききれないので、公式リリースの「音色紹介」動画をご覧ください。

Roland | ローランド

さまざまな演奏スタイルに対応していて、HPによると、竹バチや雪バチといった撥の違いや、複数人で同時に叩いた太鼓の音、鳴り物や掛け声も内蔵しているのだそうです。

考えてみれば、『太鼓の達人』があんなにも人気なのだから、「叩く」需要は多いはず。ゲームセンターの筐体を盗むほど欲しかった少年たちもいたくらいですしね…。

「TAIKO-1」は2020年夏発売予定。

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