ロボット掃除機「ルンバ」でおなじみのアイロボットジャパンから、最新モデル「ルンバ s9+」が本日発表されました。
今年で創設30周年を迎えるアイロボットの技術と知識を集約し、ルンバ史上最大の吸引力と最高の清掃力をうたっています。
「ユーザーのニーズを本気で叶える」をコンセプトに、デザインから一新された最新ルンバは、いったいどこまで進化したのでしょうか?
最新の「ルンバ s9+」はここが違う!
従来のモデルから大きく変わったのは次の3点。
- どんなゴミも取り残さない新設計の「形状」
- 従来機種の約40倍を誇る「吸引力」
- 最先端技術を継続して享受できる「デジタルテクノロジー」
1. 形状
今回、何よりも目を引くのがその形。
これまでの「ルンバ」シリーズをはじめ、各種ロボット掃除機は円型が主流とされてきましたが、「ルンバ s9+」はアルファベットの「D」に似た形状に新しく生まれ変わりました。
D型となったことで、部屋の隅や壁際の隙間などのゴミの取り残しを軽減するデザインとなっています。
また、最新3Dセンサーの搭載により、進行方向にある障害物やゴミの位置などを立体的に感知できるようになり、これまで入ることができなかった隙間や入り組んだ場所の清掃も可能に。
この技術が搭載されたことを考えると、このD型の形状はかなり理にかなっていると言えます。
色味も形もおしゃれだし、今までのルンバシリーズの中では間違いなく一番好きなデザイン。
また、上の画像を見ていただくとわかる通り、前方がフラットになったことで、ブラシが本体の前方に移動し、その幅も長くなっています。
このおかげで1回で清掃できる広さも30%アップ。さらに素早く広い範囲を効率よく掃除できるようになりました。
2. 吸引力
担当者が「ビースト」「モンスター」級だと口をそろえるのが、「ルンバ s9+」の吸引力。従来モデルの600シリーズと比べると約40倍も向上しています。
さらにびっくりなのが、改善されたクリーニングシステムによって床の状態に応じて吸引力を自動で調整できるようになったこと。
つまり、カーペットなどでは奥に入り込んだホコリや毛をとらえるために吸引力をあげ、フローリングでは下げるといったことが可能なのです。
この機能のおかげでバッテリーを節約できるほか、稼働音も最低限に抑えられるんだとか。
3. デジタルテクノロジー
これまで、「家電は購入時が一番価値が高く、その後は次々に登場する最新技術が反映されずにどんどん古びていってしまう…」と考えられていました。
しかし、今回の「ルンバ s9+」には最先端のハードウェアが搭載されており、ソフトウェアの更新に対応できる設計になっています。
つまり、最新ルンバは購入後も変わらず最先端のテクノロジーを享受できる、成長し続ける製品ということ! これは、家電特有の問題点を克服できたと言えるのではないでしょうか。
もちろん、従来通り掃除したい時間・曜日の設定や、スマスピ・床拭きロボット「ブラーバ」との連携もOK、専用アプリからの遠隔操作などにも対応しています。
「ルンバ s9+」はアイロボット公式ストアおよび一部の認定販売店にて、2月28日(金)から販売開始、価格は16万9800円(税抜)です。
どんどんパワーアップするルンバは機能だけでなく、価格もここまで来たか!というレベル。
これだけの金額をかけるほど価値があるかは、自身の生活状況とライフスタイルを見つめ直す必要はありますが、搭載された機能たちを見ると、正直納得する部分はあります。
アイロボットが総力を結集して作り上げた「ルンバ s9+」の技術力を目の当たりにしたいなら、一考の余地はあるかも。
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Photo: ライフハッカー[日本版]編集部
Image: アイロボットジャパン
Source: アイロボットジャパン