Facebookが「ユーザーの声」活用にお金を払う

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Facebookが「ユーザーの声」活用にお金を払う
Image: Sean Gallup/Getty Images News/ゲッティ イメージズ

お友達の名前を言うだけの簡単なお仕事です。

ユーザーの会話をコソコソ聞くのはもう終わりです。きっちりお金の発生するビジネスとしてやりましょう、そうしましょう。The Vergeの報道によると、Facebookが自社のマーケティング調査アプリViewpointsで、新しいプログラム「Pronunciations」を始めることがわかりました。これ、ひらたく言うとユーザーの声を買い取るプログラムなんです。

友達の名前を繰り返す

Pronunciationsは、フレーズ「Hey Portal(ヘイ ポータル)」に続けて、ユーザーそれぞれの友達リストから最大10人の友達のファーストネームを言う(名前は2回繰り返す)というプログラム。発した声(名前)は録音され、Facebookの音声認識技術向上のために活用されます。Viewpointsでの行動がFacebook上でシェアされることや、許可なくFacebook所有のサービスに共有されることはないとのこと。

5セットで5ドル

声を買い取るとはどういうことかと言うと、この音声1セットにつきViewpointsアプリで200ポイントが付与され、1000ポイント集めると5ドルに換金できます。換金方法はPayPal。つまり、5セット繰り返すと5ドルもらえる、と。

Pronunciationsプログラムの対象となるのは、残念ながらアメリカのユーザーのみ。18歳以上でFacebookで75人以上友達がいることが条件です。

ユーザーのデータが欲しい運営側。自分の使うサービスの技術向上には協力したいユーザー側、さらにそれでお金がもらえるならなお嬉しい。これ、ウィンウィンなやり方ですよね。

Source: The Verge