私は誰かと一緒に食事をすることも楽しみますが、1人で堂々と外食するのも大好きです。

「1人での外食」に関する多くの記事によれば、1人で外食する人は、社会不安、きまりの悪さ、恥ずかしさを感じて辛い思いをするのだそう。

私はそういう感情を一度も抱いたことがないので、声を大にして言いたいと思います。1人で外食していても、偏見の目で見られたり、同情される筋合いはありません!

ですから、1人で外食すると「恥ずかしい」とか「きまりが悪い」といったネガティブな感情は頭から一掃すべきです!

レストランはお客からお金を払ってもらえばビジネスが成立するのであって、1人で食事に来た人が払う代金もお金にかわりはありません。

とはいえ、私は「1人での外食」をできる限り心地よくする戦略を編み出したので、それをご紹介したいと思います。

1. 本を食事のおともにしない

本を片手に飲み物を持つ男性
Image: Lolostock/Shutterstock.com

1人で外食するときは、食事中寂しくないように本を持参することをすすめる記事が多いようですが、はっきり言って、それはちょっと侮辱的です。

まるで「1人じゃ寂しいでしょう」と言わんばかりですし、何かが欠けているかのような言い草です。

読書と食事を同時にするのは、物理的にも精神的にも無理があります。本を片手にポークチョップをカットできますか? 無理でしょう。

読書と食事はどちらも没頭すべきことなので、この2つを組み合わせると、読書も食事も本当には楽しめず中途半端になってしまいます。それに、料理本でもない限り、本に食べ物が付いたら嫌ですよね。

2. テイスティングメニューを注文する

1人で外食するときは、小さくなって目立たないようにしたいという衝動にかられがちです。

そのため、なるべく場所を取らないようにして(1人なのでもともと場所はそんなに取りませんが)、また、あまり気が進まないのに、1人だからという理由で(そんなこと断じて思うべきではありませんが)、少量の無難なメニューを注文することになりがちです。

でも、そんな遠慮は無用です。テイスティングメニューを注文しましょう。

テイスティングメニューとは、一皿の量が少なめで皿数が多く、いろいろな種類の料理を少しずつ食べたい人におすすめのコースです。

テイスティングメニューはグループで食べると楽しいのは確かです。料理を一皿ずつ精査して、お気に入りのコースをランク付けして楽しむこともできます。

ですが、あれこれコメントせずに五感を駆使して料理を味わうとさらに楽しめます(私がレストランの批評をしない理由は、批判的思考を強いられるとどんな活動も楽しめなくなるからです)。

テイスティングメニューは芸術であり(しばしばとても高価な芸術です)、芸術はときには気晴らしのおしゃべりをしながら味わうのが一番です。

選んだレストランにテイスティングメニューがないときは、前菜お好みのスープやサラダメインディッシュと一緒に注文しましょう。

前菜はどう見ても和やかに誰かとシェアするようにはできていません。シェアすることを視野にいれているレストランなら、必ず偶数のアイテムを皿に盛りつけてきます。

「こんなに注文して食べきれるかな」と心配しなくても大丈夫。最悪の場合でも、少しの残飯が出るだけです。

3. バーのカウンター席に座る

バーカウンターの上のワイングラス
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バーは1人で外食を楽しむのに適した場所です。

バーテンダーの注意を引きやすいので、飲み物のグラスが空になる前に注ぎ足してくれますし、何がおすすめか簡単に聞き出すことができます。

確約はできませんが、ときにはバーテンダーが間違って作ってしまった飲み物やボトルに残ったグラス1杯分には足りない飲み物を味見させてくれるかもしれません。

あるいは話し相手をしてくれることもありますが、仕事中なのでおしゃべりし過ぎることもないでしょう。

でも、バーテンダーにデートの相手になってもらおうと思ってはいけません。ときどき言葉を交わすぐらいならいいですが、どの程度おしゃべりするかはバーテンダーに任せましょう。何しろ仕事中の人ですから。

それから、バーテンダーが異性として媚を売ってくるから席を移動したいと思っても、お客に感じよくすることもバーテンダーの仕事の一部だと思って席を代わるのはやめておきましょう。

4. 独り占めを楽しむ

誰かと食事をシェアすることは愛情表現の1つかもしれません。でも、たまには何かを自分だけで独占するのも素敵です

「ファミリースタイル」や「シェアプレート」を取り入れるレストランが増えていますが、誰にも邪魔されずに誰ともシェアせずに独りで全部食べられるのは気分爽快です。

特に自分のデザートは独りで全部食べたいものです。1つのデザートを誰かとシェアするなんて、いくら何でもやり過ぎですからね。

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Claire Lower – Lifehacker US[原文