同じ内容でも、会話だとおもしろいのに、文字にするとつまらないことがあります。端的に言えば、会話する人の個性が死んでしまっているわけです。

ただ、働き方改革でリモートワークのあり方が問われている今、遠隔での仕事や会議などで「書く+読む」「話す+聞く」のコミュニケーションをどのように使いわければ効果的なのでしょうか?

そこで、ライフハッカー編集部が定例で行っている「ネタ出し遠隔会議」を、これまでの文字によるチャットから、最新の音声コミュニケーションツールBONX mini」を活用した音声会議にしてみました。

結果は、音声による遠隔会議の方が「双方向でのやりとりが円滑になる」「感情も伝わるので理解しやすい」「即断即決ができた」など、これまで以上のメリットがありました。

では、どのような仕組みとやりとりだったのか、ご紹介しましょう。

音声会議は言葉に感情が寄り添うので、理解が深まり、クロストークできる

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専用アプリに「ネタ出し遠隔会議」のトークルームを開設。BONX miniをオンにした後、画面を接続側にスワイプするだけで、会話が可能な参加者が表示されます。
Screenshot: ライフハッカー編集部

いつものネタ出し遠隔会議は、仕事や暮らしで役立つツールを紹介している連載「今日のライフハックツール」で取りあげるネタを遠隔で作業している編集部員が持ち寄り、意見交換する場。

これまでは、チャットツール上で、それぞれのネタを文字やウェブの参照サイトを記して発表。意見を求めて掲載可否を判断していました。

今回の音声会議では、2月5日〜7日に東京ビッグサイトで開催された「東京インターナショナル・ギフト・ショー」のイベント会場と編集部、コワーキングスペースの3カ所にいる編集部員が、グループトークができる音声コミュニケーションツール「BONX mini」を耳に装着。

イベント会場を歩きまわって事前にネタを探していた編集部員が、現場からレポートするスタイルで、これまで通り、30分限定の時間縛りで行ってみました。

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持ち歩きに便利な充電ケースが付いたBONX mini。専用アプリでの会話以外にも、通常の電話、Podcastやラジオを聴いたり、音楽も楽しめます。
Image: BONX

「BONX mini」

わずか5gのイヤフォンを耳に装着。専用のアプリでBONX miniとスマホをBluetoothでペアリングすることで、インターネットに接続できる環境であれば世界中のどこにいても、移動中でも遠隔による1対1の音声通話、同時に10人までのグループトークが距離無制限でできる、次世代のコミュニケーションツール。

★特徴

  • 専用のアプリでトークルーム(会議室)を複数開設でき、必要に応じて参加者を指定できる。
  • トークルームに接続していれば、話すだけで通話がはじめられる。
  • 最大10人まで、距離に関係なく同時に相互通話ができる。
  • 本体にノイズキャンセリングを実装。雑踏のなかでも声が聞き取りやすい。
  • スマホに会話を録音でき、有料のビジネス版アプリは、録音データのテキスト化も可能。
  • 常に音声発信ができるハンズフリーモード、トランシーバーのように話したいときだけ声が伝わるプッシュトークモード、声が相手に聞こえないマイクミュートなど、TPOによって使いわけができる。
  • 通話時のみ通信するので、バッテリーや通信料を節約。充電ケースとセットで最大約18時間使用可能

これから、ネタ出し会議をはじめます」と、ネタになりそうな商品の展示ブースにいる編集部員の一声で、音声によるネタ出し遠隔会議を開始。

特徴や機能、スペックを音声で紹介すると、遠隔で作業中の編集部員から「〇〇〇機能はあるの?」「操作性はどう?」「持ち運びは簡単?」など、会話だけでなく感情や思いも伝わるからか、文字だけでやりとりしていたときよりも活発な意見が飛び交いました。

実際に、商品を操作、手にすることで得られた情報を伝えるほか、不明点は出展者に確認してすぐに答えるなど、会議の目的であるネタとして成立するか否かの判断材料をリアルタイムで集約することができました。

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ビデオ機能「BONX Stories」は、会話を録音できるだけでなく、スマホの電話機能やメッセージ・チャットアプリを使用中でも動画撮影ができます。
Photo: 香川博人

また、専用アプリには、ビデオ機能があるので、会話をしながら商品をさまざまなアングルから撮影。

もちろん、会話のやりとりも同時に録音できるので、後で映像をシェアして掲載可否の最終判断に活用することもできました。

音声による遠隔会議を終えて、編集部員の感想は?

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Image: ライフハッカー編集部

BONX miniを活用した音声によるネタ出し遠隔会議。取材先を起点にネタについて話し合う、イレギュラーなケースでしたが、離れた場所から会議に参加した編集部員は、どのような感想を抱いたのでしょうか?

【編集長:松葉(編集部)】

  • 文字によるチャットよりも気軽にコミュニケーションできたのが最初に感じたことでした。
  • 文字によるチャットよりも、音声の方が会話の抑揚やテンションなどを含めて伝わり、商品の情報をより把握できた気がします。
  • 今回は、イベント会場を結んだ通話でしたが、音声はしっかり聞こえたので問題ありませんでした。逆に、あくまでも会話がメインなので、周囲の音声を含めて離れた場所から聞く、というような使い方は難しいかもしれません。

【編集部員:島津(コワーキングスペース/静岡)】

  • トークルームの接続が簡単で、慣れていない人でも使いやすい
  • イヤフォンを片耳だけに装着するのでお互いの声が伝わるのか心配でしたが、思った以上にはっきりと聞こえました
  • 周囲が騒がしい場合、話したいときだけ音声が伝わるプッシュトークモードにしておけば、ほかの作業をしている相手であっても迷惑をかけないので便利だと感じました。
  • 片方の耳だけで会話するので、自宅での仕事中、家族から話しかけれても違和感なく使えそう。日常に自然と溶け込むコミュニケーションツールだと思いました。

【編集部員:鈴木(イベント会場)】

  • とても軽く、着け心地が良いので、仕事中でも気にならないほどの存在感でした。
  • 今回のように、移動したり、落ち着いてPCが使えない場所では、会話のみの方が円滑なコミュニケーションができると感じました。
  • アプリ内に無駄な仕様がなく、シンプル。初めてでもすぐ利用できるのが良いと思いました。

音声による会議は、ビデオ会議ツールを活用する場合もありますが、映像やスライドを見ながらとなると、座ってしっかり見聞きしないと会話も議論もできない気がします。

一方で、BONX miniによる音声会議であれば、ほかの作業中でも、歩きながらでも、どこで何をしていても気軽に会話に参加できます。

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Photo: 香川博人

また、音声の録音機能を活用すれば、打合せや会議が終わった後に、要点などを音声で収録。企画書や資料作成など、次の作業に役立てることもできます。

今回は試すことができませんでしたが、有料のビジネス版アプリであれば、音声を文字に起こすテキスト化もできるそうなので、参加者全員がBONX miniを耳に装着して会議に参加すれば、議事録も簡単にまとめられそうです。

リモートワークは、働き方改革の主軸となる新たな働き方。まだ、なにが正解なのかはっきりしませんが、1つの方法として音声による遠隔コミュニケーションを試してみてはいかがでしょうか?

現在、BONX miniは、モール型クラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING(グリーンファンディング)」で購入することができます。

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Source: BONX , BONX mini , GREEN FUNDING by T-SITE

Image: BONX INC.

Screenshot: ライフハッカー編集部

Photo: 香川博人