天使のような存在の子どもも、答えられない質問をエンドレスに投げかけてきて、大人をヘトヘトにすることもあります。

大人だってたまには休憩が必要ですし、短くても独りになる時間が欲しいときがあります。

とは言え、「聞いてちょうだい。ママはあなたが大好きだけど、30秒だけお話しするのをやめてくれないかしら。でないと、ママは耳から血がそうなの」とは言えません。

いつも子どもに「誰にでも優しくするよの」と教えているので、その教えに反します。いったいどうすれば、子どもの心を傷つけずに、子どものおしゃべりを少しの間だけでも止めることができるのでしょうか。

そこで、Facebookの子育てグループOffspring Facebook Groupに、親が子どもから解放されて独りになる時間が必要なとき、どうしているか聞いてみたところ、次のようなアイデアをシェアしてくれました。

「手伝ってちょうだい」と頼む

これは、Offspring Facebook Groupのメンバーの間で人気があるやり方です。大人から「手伝って」と頼まれて、嫌がる幼児はほとんどいないからです。遺伝子学的観点からみると、子どもは、何かを「持ってきてちょうだい」「運んでちょうだい」「畳んでちょうだい」などと頼まれて実行すると、ドーパミンがどっと分泌される傾向があるからです。

グループメンバーのNoelさんは言います。

夫と私は、休憩したいときは、「これをパパに持っていって」「これをママに持っていって」と子どもに頼むふりをしています。子どもは、「重要なミッション」を与えられることが好きですし、これは夫と私の間では、ちょっと休憩したいときの合図でもあります。

(Noelさんご夫婦は、独りの時間が欲しいことを夫婦間で伝え合う方法としても、この作戦を使っているそうです)。

Crystalさんは、子どもの年齢に応じて与える仕事の難易度をあげることがコツだと言います。

「Xを探しに行ってちょうだい(見つけるのが難しいものを指定しましょう)。それからKarenおばさんにYの話をしてちょうだい」というふうに、子どもがやれる範囲で複数の仕事を組み合わせて、仕事を済ませるのに時間がかかるようにしましょう。

忙しいふりをする

子育て中の親なら、もちろん、忙しいふりなんかしなくても既に忙しいでしょう。でも、幼児は「だからママに1日中話しかけてはいけない」という考えには至りません。

ですから、できるだけ熱心な口調で、「ママはその話をもっと聞きたくてたまらないわ。もっとたくさんの質問に答えたいわ。その本をもう一度読んであげたいわ。だから、XYZ(ママが抱えている複数の仕事を具体的に言いましょう)を済ませたら、すぐにするわね。」と言いましょう。

そして、子どもにママに読んで欲しい本を準備させたり、ママと一緒にしたいゲームをセットアップさせたりします。ママが、台所のカウンターを拭き終えたらすぐにできるようにね。ママはその間に、汚れたカウンターの前に数分ぼーっと立って休憩しましょう。

それから、子どもは大人が実際以上に忙しいと思い込んでいることもあります。そんなときは、それを利用してつかの間の休憩を取りましょう。

Jessicaさんも子どものそんな思い込みをうまく利用している1人です。

我が家では、4歳の息子が昼食を食べている間、私は皿洗いをします(実際には食洗器に食器を入れるだけです)。

息子が食べ終わって席を立って遊びだしても、私がまだ台所のシンクの前に立って(休憩して)います。息子から「ママ、一緒に来て」と言われることもありますが、そうでないときは、そのまま休憩を続けます。

同じ年ごろの幼児と遊ばせる

家にいるのはママ(あるいはパパ)だけなので、子どもの親に対する依存度が高くなるのかもしれません。それなら、同じ年ごろの幼児を1人自宅に招いてみてはどうでしょう。

1人いるだけで大変なのに、とんでもないと思うかもしれませんが、案外うまくいきます。グループメンバーのAnaisさんは、「矛盾するようですが、子どもが3歳以上になったら、子どもの友だちを1人招きましょう。子ども同士で遊んでくれると、大人への依存度はかなり低くなります」と話しています。

おやつをあげたり、怪我をするような遊びをさせない必要はありますが、その点さえ押さえておけば、子どもは子ども同士で遊ぶほうがずっと楽しいので、大人を放っておいてくれます。

泥遊びなど手の触感で楽しむ遊びをさせる

これは、私が子どもにあげるお菓子以外の「ご褒美」に関する記事を書いたときに、その記事の中で提案したことですが、子どもから「なぜ」「なぜ」「どうして」攻撃を延々と受けるときも、有効です。

子どもに「泥」「粘土」「シュレッダーにかけた紙の山」など、手の触感で楽しめるもので遊ばせましょう

汚れたり散らかったりするから嫌だなと思うかもしれませんが、この場合はやる価値があります。

何をやってもだめなときは?

最後の手段です。テレビやビデオを見せましょう。

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Source: Facebook

Meghan Moravcik Walbert – Lifehacker US[原文