Facebook、Instagramでのマスクの広告や販売を禁止。非常事態に便乗しないで!

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Facebook、Instagramでのマスクの広告や販売を禁止。非常事態に便乗しないで!
Image: Spencer Platt / ゲッティイメージズ

マスクの品薄は世界的問題。

先週、Facebookが運営ポリシーを一部アップデート。InstagramやMarketplace(FBのオンラインフリマ機能)など、Facebookプラットフォーム上での医療用マスクの広告や販売用投稿を一時的に禁止する方針を発表しました。これは、新型コロナウイルスの影響を受けての処置であり、非常事態を利用して利益を上げようとする人々への対応策。広告禁止処置は、数日中に適応されます。

マスクの品薄、転売の問題は日本だけではありません。アメリカでも同じで、公衆衛生局がマスク購入を控えるようツイートしたり、WHOが品薄により患者に接する医療従事者が困っていると呼びかけたりと、緊迫状態。Amazon、ウォルマート、eBayでは、マスクや消毒液、防護服が高値で取引される問題も。今回のFacebookの広告禁止は、後者のマスク高値取引への防止策です。

InstagramトップのAdam Mosseri氏は、禁止処置についてTwitterにポスト。いわく「InstagramとFacebook上での医療用マスクの広告、販売リスティングを禁止します。品薄なうえに、価格高騰。公衆衛生の緊急事態で儲けようという人達には断固反対します。」

広告・ビジネスインテグリティ部門のRob Leathern氏も、Mosseri氏に続いて同じ内容をツイートしました。転売で利益を得ようとする人々は、禁止処置を受けて急いで対策をとってくるだろうとも言っており、もし広告を見かけたら報告するように呼びかけています。

Facebookは、マスク販売禁止以外にも、新型コロナウイルスに関連づけて医療・健康用品を販売することを禁止しています。また、新型コロナウイルスをめぐる陰謀論など、不確かな情報は、運営がポストを削除して対応中。

現代社会では、リアルで人が集まる場所だけでなく、ネット上でも対策が必要。正しい情報を多くの人に伝え、誤ったものはシャットダウンする。緊急時における誤情報パニックほど恐ろしいものはありません。

Source: Facebook