東京都、ホテル療養者らにけん玉 小池知事「ストレス発散して」
東京都は軽症・無症状の新型コロナウイルス感染者の療養を受け入れるホテルや児童養護施設にけん玉を配布し始めた。外出することも、家族に会うこともできず室内にとどまるストレスを発散してもらうのが狙い。小池百合子知事は8日の記者会見で「何とか工夫しながら我慢していただくことが社会全体に感染を広げないことになる」と説明した。
ホテルなどへの配布を始めたのは競技用けん玉200本。東京玩具人形協同組合(東京・台東)から「ホテル療養者などに使ってほしい」とする寄贈を受け、療養を受け入れている都内5ホテルなどに配布することにした。消毒など対策を講じたうえで希望する療養者が退屈しのぎに遊べるようにする。
小池氏は「ホテルに2週間、閉じこもっているとストレスがたまる」と指摘。ホテル療養者を支援していくことで「東京都として工夫しながら感染症と戦ってこれからも押さえこみにしっかりと取り組んでいきたい」と話した。

新型コロナウイルスの感染症法上の分類が2023年5月8日に季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行しました。関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。
-
【よく読まれている記事】
- 新型コロナウイルスは体内にいつまで残るのか
- 「コロナに決してかからない人」はいるのか?
関連企業・業界