その食べ方をひと言で説明するならば、「ビリッ → プルン → クルン」という感じだ。ポイントは最初の “ビリッ” で、これによりハンバーガーがプルンと出てくる。あとは、クルンして食べればOK。

一度試してみたら、実に気持ちのいいハンバーガーの食べ方だとお分かりいただけるのではないか。特に “ビリッ” によって状況が一気に変わるところが実に痛快だ。……と言っても何を言っているか分からない人だって多いだろうから、もう少し詳しく説明していこう。

・バーキン プレゼンツ

私がその食べ方を知ったのは、バーガーキングジャパン公式Twitterアカウントによる以下の投稿。


「ハンバーガーのキレイな食べ方を公開!最近、独特なハンバーガーの持ち方が話題でしたが、#URAWAZA なら持ちやすく、しかもキレイに食べられる!あなたらしい食べ方で楽しもう」


このツイートには、手順を紹介した動画が添えられていた。どんな方法かというと……


・バーガーキングが公開した「ハンバーガーのキレイな食べ方」


手順その1:ハンバーガーを中央に置き、正面下部にある包装紙の隙間を見つける。


手順その2:その隙間に両手の親指を入れて、包装紙をつまむ。そのまま上方向にビリッ!


手順その3:これでハンバーガーがプリンと出ているので、クルンと180度回転。


手順その4:包装紙の端の部分を折りたたみ、いただきます!


──以上である。


・一種の奇襲攻撃

そのままハンバーガーを1つ食べきった感想を述べておくと、たしかに普通に食べる場合に比べたら食べやすいように思う。スタートの時点で、包装紙のポジショニングが完璧だからだろう。

まぁ正直なところ、包装紙にくるまれた通常サイズのハンバーガーの場合、普通に食べても何ら困ることはない。なので、これで劇的に効率が良くなるとは言い難いのだが、とにもかくにも気持ちいいのである。“ビリッ” が。


単純に音が気持ち良いというのもあるが、この一見破壊的に思える行為が解決の鍵になるのが面白い。また何より、バンズの上部に奇襲攻撃をかけるような厨二的面白さがあるのだ。

ただし、ご覧の通りこれはハンバーガーの包装紙の隙間を利用したもの。その隙間がない場合はどうなのだろう? もっと言うならば、バーガーキングだからこそ出来る方法であって、全く違う包み方をしているハンバーガーでも通用するかどうかは分からない。


・マクドナルドでも試してみた

ならば試すしかないだろう。というわけで、私はマクドナルドの店舗へ走った。ダブルチーズバーガーを購入し、上のやり方が通じるかどうか検証開始だ。


こうしてみると、マクドナルドとバーキンはハンバーガーの包み方からして大きく違う。たとえば、バーキンにあった隙間がマクドナルドには無い。ゆえに指を入れるスペースがないのだ。

出だしから壁にぶち当たってしまったが、ここで退くわけにはいかない。隙間を無視して紙の上部から破るとしよう。いわば、パラシュート部隊の降下による奇襲。ノルマンディー上陸作戦である。戦術としては強引なところもあるが、それだけに成功した時の気持ちよさも倍増するはずだ。

もし仮に失敗したところでハンバーガーの味は変わらない。思い切って行ってみるべし。


せーの!



ビリッ!


……


……


……



プルン!


クルゥゥゥゥゥ……


……


……


……


ンンンンンンン!


……


……


……


我奇襲ニ成功セリ


(終わり)


参照元:Twitter @BURGERKINGJAPAN
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

▼というわけで、バーカガーキングが公開した「ハンバーガーのキレイな食べ方」はマクドナルドのハンバーガーでも通用することが判明した。