新型コロナウイルス感染拡大で休まされた学生アルバイトに、休業手当が支払われない問題が多発している。首都圏で営業するもつ鍋居酒屋チェーン「木村屋本店」で働くアルバイトの千葉県内の男性(20)が18日記者会見し、休業手当が全く支払われていないとして運営会社「KIDS(東京都新宿区)」と団体交渉していることを明らかにした。労働組合団体には小売店、塾などで働くバイト学生からの相談が相次いでいる。 (池尾伸一)
男性によると、同チェーンの店舗で週四、五日働いてきたが、三月から勤務が減り、四月以降は営業停止で勤務ゼロに。正社員には六割の休業手当が出ているが、学生バイトには補償が何もない。
男性は、父親が亡くなり、母親も病気。月約十万円のバイト収入や奨学金借り入れで生活費や授業料を工面している。「バイト収入がないと生活に困る」として個人加盟の労組「首都圏青年ユニオン」に加盟。六月九日に会社と団体交渉を行ったが、会社は支払う方針を示さなかった。幹部は「当社で...
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