スプレーの多くは可燃性です。

さまざまな日焼け止めや虫よけスプレーも例外ではありません。

ラベルにも(小さな字で)そう書かれていますが、グリルやティキトーチ(ポリネシア風たいまつ)のそばで日焼け止めをスプレーしているときに、注意書きをいちいち読む人は少ないのではないでしょうか。

引火や爆発に注意

一般的な日焼け止めスプレーには、缶から皮膚に成分を噴霧しやすくするために、アルコール(や、同じように揮発しやすい薬品)が含まれています。

日焼け止めは、いったん皮膚に付着すると、粘度と湿り気を帯びた光沢を放ちます。何も問題はありません。

この光沢は、十分な量が塗布されているという印です。

けれども、湿っている間は引火するおそれがあります。

また、皮膚に付着する前の、霧状になった日焼け止めにも引火のおそれがあります。

ついでにお伝えしておくと、スプレー缶は過熱すると爆発することがあります。ですから、スプレー缶タイプの日焼け止めは、キャンプファイヤーなどに近づけないようにしましょう。

Advertisement

湿っている間は注意が必要

何年か前に、ある男性が日焼け止めをスプレーした直後に、グリルの火で大やけどを負う事故が起きました。あるニュース番組では、消防士によって、マネキンの腕を使った事故の再現も行われました。

Video: KMBC 9/YouTube

誤解のないように言っておきますが、引火のおそれがあるのは湿っている間だけです。

いったん乾いてしまえば、それほど危険性は高くないと思われます。

さきほどの男性の場合、スプレーのノズルに欠陥があり、過剰な量の日焼け止めが皮膚に噴霧されてしまったようです。その結果、想定の時間内には乾ききらなかったのです。

今年の夏、日焼け止めスプレーを使うときは、火から離れましょう。

そして、完全に乾いたのを確認してから、グリルに近づくようにしてください。

あわせて読みたい

蚊の対策には、この2つだけ用意すればOKです

蚊の対策には、この2つだけ用意すればOKです

曇りの日や室内でもご注意を。日焼け止めの塗り忘れを防ぐアイデア

曇りの日や室内でもご注意を。日焼け止めの塗り忘れを防ぐアイデア


Image: Shutterstock

Source: YouTube, SA

Beth Skwarecki - Lifehacker US[原文

Advertisement