スプレーの多くは可燃性です。
さまざまな日焼け止めや虫よけスプレーも例外ではありません。
ラベルにも(小さな字で)そう書かれていますが、グリルやティキトーチ(ポリネシア風たいまつ)のそばで日焼け止めをスプレーしているときに、注意書きをいちいち読む人は少ないのではないでしょうか。
引火や爆発に注意
一般的な日焼け止めスプレーには、缶から皮膚に成分を噴霧しやすくするために、アルコール(や、同じように揮発しやすい薬品)が含まれています。
日焼け止めは、いったん皮膚に付着すると、粘度と湿り気を帯びた光沢を放ちます。何も問題はありません。
この光沢は、十分な量が塗布されているという印です。
けれども、湿っている間は引火するおそれがあります。
また、皮膚に付着する前の、霧状になった日焼け止めにも引火のおそれがあります。
ついでにお伝えしておくと、スプレー缶は過熱すると爆発することがあります。ですから、スプレー缶タイプの日焼け止めは、キャンプファイヤーなどに近づけないようにしましょう。
湿っている間は注意が必要
何年か前に、ある男性が日焼け止めをスプレーした直後に、グリルの火で大やけどを負う事故が起きました。あるニュース番組では、消防士によって、マネキンの腕を使った事故の再現も行われました。
誤解のないように言っておきますが、引火のおそれがあるのは湿っている間だけです。
いったん乾いてしまえば、それほど危険性は高くないと思われます。
さきほどの男性の場合、スプレーのノズルに欠陥があり、過剰な量の日焼け止めが皮膚に噴霧されてしまったようです。その結果、想定の時間内には乾ききらなかったのです。
今年の夏、日焼け止めスプレーを使うときは、火から離れましょう。
そして、完全に乾いたのを確認してから、グリルに近づくようにしてください。
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Image: Shutterstock
Beth Skwarecki - Lifehacker US[原文]