ビジネスパーソンにたびたび求められる、プレゼン力。
プレゼンテーションが上手いと、企画が通りやすかったり営業がうまく行くことに加え、私生活でも話の流れを自分でコントロールできたり、ビジネスの場における自分の価値が高まったり。
メリットがたくさんありますよね。
プレゼン力を上げて、もっとスキルアップしたい!
今回はそんな想いを持つ人に向けて、ライフハッカーおすすめの本を紹介していきます。
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1.言葉で伝える
「何を伝えるか」を具体的にする
プレゼンをする上で一番大事なのは「何を伝えるか」(『プレゼンは「目線」で決まる No.1プレゼン講師の人を動かす全77メソッド』(西脇資哲著、ダイヤモンド社)より)。
「相手の目が見ていないもの」について伝えても、99.9%理解されない。
(「Prologue 『目線』をつかめば、『人』は動かせる」より)
相手の心を動かすには、「自分が伝えたいこと」と「相手が見ていること」を一致させる「視線誘導」を上手くすることが重要だと著者は言います。
本書では、プレゼンを構成する「スライド」「シナリオ」「トーク」の3要素に、その「視線誘導」をうまく組み込む方法を、わかりやすく紹介しています。
成功するプレゼンは「エモい』!?
『感動させて→行動させる エモいプレゼン』(松永俊彦 著、すばる舎)の著者は、相手を「感動させる」ことで行動を誘発するメソッドを紹介。
- 誰に対してのプレゼンなのか事前に明確にし、相手に共有しておく(聞き手に心の準備をさせる)
- ストーリー性を組み込んで、相手の脳裏に具体的なイメージが湧くようにする
- あえて感情的に話し、聞き手に臨場感を持たせる
スマートさやシンプルさのあえて逆を行くような筆者の主張は、意表を突かれますが、学ぶことも多そうです。
ストーリー作りで気をつけたいこととは
『伝わるプレゼンの法則100』(吉藤智広、渋谷雄大 著、大和書房)の著者は、「相手のココロを動かす」ことをゴールとして、プレゼンをする際には次の3つの行動を誘発することを意識するべきだと言います。
1.話を聞くとワクワクする
2.行動を起こしたくなる
3. 誰かに伝えたくなる
また気をつけたいのが、言いたいことを詰め込むばかりに聞き手にとって情報過多な状態になってしまうこと。
常に聞き手を中心にして「伝えるべきこと」を考え、必要なトピックだけを厳選する必要があります。
本書はどのページからでも読むことができる見開き完結型なので、必要な部分を効果的に活用することが可能。
伝え方から資料の作り方まで載っているので、プレゼン力を総合的に高められそうです。
2.資料で伝える
科学的に「心を動かす」資料とは
こちらはマイクロソフトでパワーポイントの事業責任者であった越川慎司さんの著書『科学的に正しいずるい資料作成術』(かんき出版)。
越川さんが、826人の意思決定者にヒアリングし、さらに5万枚以上の資料をAI分析。そこから、本当に効果的なパワポ資料の「勝ちパターン」の法則を導き出したものです。
注目すべきはプレゼンの最後の「まとめスライド」の作成方法。
自分たちが主語となって相手に対する行動を約束する内容と、相手が主語となって何か行動を起こしてもらう内容を両方盛り込むことが重要だと言います。
本書では、1スライドあたりに適当な文字数や分かりやすいレイアウトに共通する法則などが、科学的な根拠に沿って紹介されています。
パワポを作成するなら一読しておきたい!
資料に書き込むのは6つの要素だけ
資料作りに苦戦している人におすすめしたいのは、『社内プレゼン一発OK! 「A4一枚」から始める最速の資料作成術』(稲葉崇志著、CCCメディアハウス)。
著者が資料のサイズにA4一枚を推すのは、「つくりやすく」「わかりやすい」から。
本書では、A4一枚という限られた情報量の中で、相手の記憶に残りやすいロジカルな資料作成のコツを紹介しています。
提案書に関しては、提案書については<背景><目的><提案><スケジュール><体制><課題>の6つの内容で構成。
そのほかの資料は、基本的に四分割のレイアウトで作成すべきだといいます。(たとえば課題分析の報告書なら、<問題><課題分析><原因の詳細><対策>)
著者が日系企業、外資系の企業両方に所属していた経験があるため、どちらにも通用する資料作成の方法が学べるのも、良いところです。
気になる本はありましたか?
トーク力・構成力・資料作成力。苦手な部分を補いつつ、得意な部分をさらに伸ばすことで、プレゼン力を総合的に伸ばしていきたいですね。
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Image: Shutterstock
Source: ダイアモンド社、 総合出版すばる舎、大和書房、かんき出版、CCCメディアハウス
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