PCゲーム用のSwitch?
クラウドゲームサービス「Steam」でおなじみのValveから、好きな場所に持ち運べる携帯ゲーム機「Steam Deck」が発表されました!
Steam DeckはSteamのゲームを肌身は出さず持ち運ぶことのできる携帯ゲーム機。ログインすればSteamライブラリが表示され、すぐにゲームをプレイすることができます。またゲームプレイは好きな時に中断/再開が可能。さらに、Steamチャットや通知、クラウドセーブやRemote Play、コミュニティといったSteamの機能がすべて使えるんですよ!

ディスプレイは7インチのタッチスクリーンで、左右にサムスティックとトラックパッドを搭載。背面にはトリガーとグリップボタンを備え、快適なゲームプレイを実現しています。
プロセッサにはZen2/RDNA2ベースのカスタムAPUを搭載。持ち運びサイズながらAAAタイトルのプレイが可能です。ストレージのバリエーションは64GB eMMC、256GB NVMe SSD(高速)、または512GB NVMe SSD(最速)で、microSDカードによる拡張が可能。通常のゲームプレイなら数時間、ゲームストリーミングなら約7〜8時間もバッテリーが持ちます。

そしてteamOSには、LinuxをベースとしたSteamOSが搭載されています。そしてProtonの互換レイヤー技術により、なんとPC用ソフトウェアのインストールが可能。ウェブサーフィンから動画配信サービス、さらには他のゲームストアをインストールすることもできてしまいます。ディスプレイつきのポータブルPCという使い方も、十分に有り得そうです。
本体にはUSB-Cポートを備え、コントローラーなどの接続が可能。もちろん、ヘッドセットのBluetooth接続にも対応しています。別売りですが、本体を置くためのドックも登場予定です。
Steam Deckの価格は64GBモデルが399ドル(約4万4,000円)、256GBモデルが529ドル(約5万8,000円)、512GBモデルが649ドル(約7万1,000円)で、12月に出荷予定。海外では予約を開始していますが、残念ながら日本向けの販売情報はまだ公開されておらず。新しくなったNintendo SwitchとSteam Deckによる、最強のモバイルゲーム環境を構築するのも楽しそうですね!