モスバーガーでロボットが配膳。遠隔操作のパイロットとペアのOriHime Porter

  • author 塚本直樹
  • X
  • Facebook
  • LINE
  • はてな
  • クリップボードにコピー
  • ×
モスバーガーでロボットが配膳。遠隔操作のパイロットとペアのOriHime Porter
Image: モスフードサービス

実は遠隔操作なんです。

レストランやカフェで配膳ロボットが活躍する…そんなSF映画のようなシーンが、現実のものとなります。モスバーガー大崎店では、分身ロボット「OriHime Porter」と外出困難者による実装実験が実施されているんです。

この実験で使われるOriHime Porterは、オリィ研究所が開発したロボット。本体下部にホイールを備えたOriHime Porterは、食品や食器などを載せて動き回ることが可能です。さらに上部のロボット「OriHime」は身振り手振りを交えた動作ができ、モニターに商品情報などを表示できるのです。

また、OriHimeは受付や案内といったシーンでも活躍できます。モスバーガーでも昨年7月から、人のパイロットを介してゆっくりと会話し注文できる「ゆっくりレジ」、そして11月からはセルフレジをサポートする「アシストセルフレジ」にて利用されています。

そして今回のOriHime Porterによる実証実験でも、10人の外出困難な方が遠隔操作によるパイロットして参加予定。タブレットにパイロットのプロフィールを表示し、店内の顧客との人ならではのスムーズな会話の実現を目指しています。

これまでもロボットによる自動配膳システムや、AI(人工知能)などを利用した案内サービスは存在していたものの、その動作は杓子定規で融通があまり利かず、不便な面も多々ありました。しかし、今回は遠隔操作で人が参加することで、よりスムースで温かみのあるサービスが期待できそうです。

OriHime Porterによる実証実験はモスバーガー大崎店にて、8月31日まで(8月13日〜16日除く)の平日14時〜17時に実施予定。もし店内で頑張っているOriHime Porterを見かけたら、温かく見守ってあげてください。

Source: モスフードサービス