「ガサ入れか」ワイシャツの4人、時短応じぬ店に突然…

有料記事

釆沢嘉高
[PR]

 新型コロナウイルスの感染拡大が収まらない中、東京都が警察や消防と一緒に営業時間の短縮要請に応じない飲食店の見回りを始めた。営業時間中に店をアポなしで個別訪問する作戦だが、警察官が同行する手法には、「威圧的」との声も上がる。

 平日の午後8時半、東京・新宿の繁華街にある雑居ビルに、白いワイシャツ姿の男性4人が現れた。足早に向かった先は一軒の居酒屋だ。「警察のガサ入れか?」。見ていた通行人の男性が言った。

 都が8月上旬、報道陣に公開したコロナの緊急対策の一幕だ。都は酒類提供する飲食店には休業を、酒類提供しない店には午後8時までの営業時間の短縮を要請している。応じていない店を事前連絡せずに抜き打ちで訪ね、要請を働きかける取り組みだ。

識者「威圧感与えかねない」 同行させない県も

 4人は都職員2人、警視庁1…

この記事は有料記事です。残り1625文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事を書いた人
釆沢嘉高
西部報道センター次長
専門・関心分野
事件、調査報道