火星菜園で作られました。
いつか人類は火星を植民地にするでしょうけども、そこでは自給自足をしないと生き残っていけません。映画『オデッセイ』では、マット・デイモンがジャガイモを育てていましたが、あんなことがホントにできるのでしょうか?
ハインツとフロリダ工科大学が研究に乗り出す
その答えを知るため、トマトケチャップで知られるHeinz(ハインツ)とフロリダ工科大学がタッグを組み、レゴリス(砂利)のような土壌と極端な温度操作、それに強烈なLEDライトを照射し、火星で栽培するであろう環境を模して2年に渡りトマトを育てました。
それが成功し、新しく「Heinz Marz Edition」というボトルケチャップになりました。
トマトはハインツが選んだタネ4種を使用し、モハーヴェ砂漠から運んだ約3,500kgの土を使いました。初めはテストで30の苗を2,000時間費やして栽培。その後450本の苗を個別にして追加で育てたとのこと。ですが、成功したのは2種類のタネからできたトマトが数百個と、植えた数より少なかったのだそうな。

まだ問題はありますが、研究が進めば地球からトマトやケチャップを配達する必要はなくなるかもしれませんね。先日は国際宇宙ステーションにて、青唐辛子の栽培にも成功しましたし、宇宙での食糧難は一歩ずつ解決していきそうな気がします。
火星ケチャップが成層圏に到達
ちなみにハインツは、完成品のボトルを地上37kmの成層圏にまで飛ばしました。100kmを超えて宇宙空間には行けなかったものの、-74度の環境まで飛び、帰還後はスタッフが美味しくいただきました。
It’s a big step for mankind, hot dogs, burgers and beyond! Find out all about our brand-new Heinz Marz Edition at https://t.co/Z0tmqkP9JM. pic.twitter.com/Fs79ykLd4J
— H.J. Heinz & Co. (@HeinzTweets) November 8, 2021
過酷な環境でトマトが育つかどうかは、逆説的に地上の厳しい大地でも育つか?も研究のテーマでした。この答えも、おそらくイエスでしょうね。まだ非効率的ではありますが、いつかトマトが地上や宇宙での食糧難を救うかもしれません。
Source: YouTube, Twitter, FLORIDA TECH via NEW ATLAS