どんなに自分の仕事が好きでも、嫌になる場面は必ずありますよね。
特定のカテゴリーのメールに返信することでしょうか。電話をかけ直すことでしょうか。それとも、経費を記録することでしょうか。
そういうことは全部午前中に片付けることにしている人もいるでしょう。あるいは、別のシステムで片付けているなんてことはありませんか?
ギリギリまで後回しにした挙句、慌てて処理することになっている人もいるでしょう。
いずれにせよ、作家でありキャリアコーチでもあるMichael Thompsonさんは、もっと良い方法があると言います。
それは、「ヘイトデー(Hate Day)」を設けて、本当に嫌いな作業は全部まとめてその日に片付けることです。
最初はMediumに掲載され、その後Business Insiderにも掲載された記事の中で、同氏は「ヘイトデー」がどのような役割を果たすのか、また、週に1日「ヘイトデー」をつくると、その週全体の快適度と生産性がなぜ向上するのかを説明しています。
その内容をご紹介しましょう。
週に1日「ヘイトデー」をつくるメリット
その記事の中で、Thompsonさんは「ヘイトデー」を「自分のエネルギーを奪うタスクをまとめて、長い時間をかけて一気に片付ける、週に1度の日」と表現しています。
そして、このシステムをミュンヘン出身の友人に話したところ、ドイツ語には「Kleinscheiss Tag」、すなわち「little shit day(嫌な日)」という言葉があることを知ったというのです。
少なくともThompsonさんにとって、「Kleinscheiss Tag」の魅力の1つは、1週間を通して降りかかってくる煩わしいタスクやリクエストを素早くふるいにかけられることです。
もちろん、そんなことをすると後回しにしているように聞こえるかもしれませんが、実際には、バーチャルでそういったタスクを山積みにしていき、それを片付ける専用の「ヘイトデー」で処理しています。
そうすることで、「頭の中で大きなスペースが解放されて、最も重要な仕事に集中できるようになります」と彼は言います。
「ヘイトデー」でない日に飛んできたリクエストに対応する方法
しかし、「ヘイトデー」が終わった直後にメールをしてきて、返事を欲しがる人たちにどうしても対応しなければならないときは、どうしたらいいのでしょうか。
このような場合、Thompsonさんは「それは水曜日に予定しています」のように簡単に返信することを奨励しています。
これで、相手のメールを受領したことも、相手がこちらの予定に入っていることも知らせることができます。
こうしておけば、お互いに常にコミュニケーションを保てるうえに、足手まといになるタスクでポジティブな脳のスペースを常に使い果たすこともありません。
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Source: Medium, Business Insider