そんなはずは…。
先日発表されたばかりの、Samsung(サムスン)のハイエンドスマートフォン「Galaxy S22シリーズ」。こちらどういうわけか、iPhone 13 Pro Maxにベンチマーク結果で負ける…という気になる報告が伝えられています。
スマートフォン向けプロセッサは基本的に、「新しいものほど高性能」なのが普通。しかし最近はApple(アップル)の「Aシリーズ」プロセッサが高性能で、後日リリースされた最新のQualcomm(クアルコム)の「Snapdragonシリーズ」がベンチマークスコアで勝てない…という状況も発生していました。iPhoneファンは鼻高々ですが、Androidファンにとっては納得がいかない状況だったと思います。
作り込み不足が原因?

今回PCMagから寄せられたベンチマーク結果によると、たとえば「Geekbench 5」ではiPhone 13 Pro MaxがGalaxy S22 Ultraにスコアで大きな差をつけています。この傾向は「Basemark Web」でも変わらず。なお「GFXBench 5」では、ベンチマークの解像度設定によってによってiPhone 13 Pro Maxが勝ったり、Galaxy S22 Ultraが勝ったり…とまちまちです。
なお、Galaxy S22シリーズには最新の「Snapdragon 8 Gen 1(地域によってはExynos 2200)」プロセッサが搭載されています。Galaxy S22のベンチマークスコアは前モデルの「Galaxy S21」をしっかりと上回っているので、ベンチマークアプリのバグでもない模様。ということは、これが最新Androidスマートフォンの限界…なのでしょうか?
なお、リリース前のスマートフォンはドライバなどの作り込みが不十分で、性能が十分に発揮できないケースもあります。今回のGalaxy S22のベンチマークスコアも、まだまだ本領を発揮していないだけ…だと信じたいですね、ホントに。