福井、和歌山、鳥取…「コロナ前では考えられない」新卒層の地方回帰
栗林史子
コロナ禍以降、首都圏から離れた地域で新卒社員層の転入が目立っている――。りそな総合研究所が15日、そうした調査結果を発表した。2021年の各都道府県での転入の動きをコロナ前の19年と比較したところ、20代前半の転入者が増えていた。
総務省が1月に公表した住民基本台帳に基づく21年の人口移動報告を基に調べた。外国籍の人は除いた。
若年層の増加が特に目立つのが北陸以西の地域だ。転入増加した13県の増加数を年齢別にみると、最も多かったのが20~24歳の新卒社員層で、計約4千人増えていた。
都道府県別の転入人口増加数…