アップル「メタさん、47.5%の手数料はやりすぎでは?」

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  • author 塚本直樹
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アップル「メタさん、47.5%の手数料はやりすぎでは?」
image:Frederic Legrand - COMEO / Shutterstock.com

流石に高すぎでしょう

アップル(Apple)とグーグル(Google)が以前にストアでの販売手数料の30%で揉めていたのは、みなさんも聞いたことがあるかもしれません。その後、両社は新規開発メーカー向け割引などを導入し、騒動は収まったのですが…。

そんな中でメタ(Meta:旧フェイスブック)VRプラットフォームでの45.7%の手数料を発表し、アップルから盛大にツッコミを入れられていますよ。

他社を批判する資格なし?

この目玉が飛び出るような手数料は、メタのVRアプリ「Horizon Worlds」で発表されたものです。つまりアーティストや開発者がコンテンツを販売しても、手元に入る金額は売値の半分ということに。これに対してアップルのFred Sainz広報担当者は、「偽善的だ」と強く批判しているのです。ま、フェイスブックはこれまでアップルの30%の手数料を批判していましたから、外野からみても「なにやってんだ…」と思ってしますが…。

さらにフェイスブックは2020年6月に、「2023年までの有料コンテンツの手数料は無料化し、それ以降はアップルの30%よりも低い数字を設定する」と発言していました。つまり、約束を破ったわけです。47.5%の手数料では、多くのクリエーターや企業はコンテンツ制作から手を引いてしまうと思うのですが、メタはこの点をどのように考えているのでしょうか…。今後の動向が気になります。

Source: MarketWatch via MacRumors