3年前のツイートが現実のものになった!?
電気自動車を作るTESLA(テスラ)が、衛星インターネットの 「スターリンク」を受信でき、クルマで牽引する太陽光パネル「ソーラー・レンジ・エクステンダー・トレイラー」を発表しました。電力不足で困るのは家庭や施設だけでなく、電気で走るEVも同じこと。走りながら太陽光で充電し、同時にネットも繋げてしまうのです。
引き出す太陽光パネルが2枚
トレイラーを見ると白くて四角いアンテナがありますが…凄いのは左右に引き出せるパネルも内蔵されていること。さすがにこのまま走るのは危険ですが、キャンパーのように引っ張っていれば、充電の手助けになります。
Tesla is at the "IdeenExpo" in Hannover.They brought a solar range extender trailer with Starlink.And a Model Y with the 4680 structural battery pack.Next to the Tesla stand is the VW stand. There are apparently more VW employees at the Tesla stand than Tesla employees. pic.twitter.com/8IHxLI5ukW
— Tesla_Adri (@tesla_adri) July 4, 2022
この写真は、ドイツのハノーファーで開催されている科学技術の展示会「IdeenExpo」で撮られたもの。ほかにも新型の4680セルから作られた「モデルY」の構造体バッテリー(ボディーと一体になる電池)も展示してあったそうです。
計画は着々と進行していた
サイバートラックを発表した当時、イーロン・マスクはツイッターで「1日に24km、可能ならそれ以上の走行距離を延長できる太陽光発電をオプションで出す」と話したことがあります。
Will be an option to add solar power that generates 15 miles per day, possibly more. Would love this to be self-powered. Adding fold out solar wings would generate 30 to 40 miles per day. Avg miles per day in US is 30.
— Elon Musk (@elonmusk) November 22, 2019
このときには、すでに「折りたたみ式の翼を持ち、1日につき48~64kmを自己発電で延長できるものを作りたいね」と宣言していました。米国での1日平均走行距離が48kmだと言っているので、晴れていればタダで運転できることになります。ツイートは2019年に将来の展望を話したものでしたが、今回の展示でちゃんと実行されることが判明したわけですね。
トレイラーの発売などについては不明ですが、もしかしたらサイバートラックが牽引できるよう同時期に発売されるかもしれません。ネットもあれば、どこでもサバイバルできますね。
Source: Twitter (1, 2) via electrek, TESLARATI
(2022年07月06日 17:00時)記事初出時に「4,680個の電池」としていましたが、「4680セル」でした。訂正してお詫び致します。