ついに来た。
「本当に無線なの?」と疑われるほどの高音質が高い評価を得る、ゼンハイザーの「MOMENTUM(モメンタム)」シリーズ。
4月に発表されたイヤホン型の「MOMENTUM True Wireless 3」に続き、ヘッドホン型の「MOMENTUM 4 Wireless」が発表されました。
ゼンハイザーが誇るフラッグシップ機だけあって、スペックも全方位型でかなりの仕上がりとなっていますが、その中からとくに気になったポイントをいくつかピックアップしてみました。
やはりゼンハイザー。「何より音質。とにかく音質」なこだわり

現時点では実物に触れているわけではないので、ゼンハイザー担当者の声や配布資料から仕上がりを推察することしかできないのですが、すさまじい熱量を感じることができました。
今回の進化ポイントは、まず「ゼンハイザーの類まれなるオーディオ技術で開発した42mmトランスデューサー」。振動板に新素材を用いることで、耐久性を強化しているとのこと。 さらに「アングルバッフル技術」。バッフルの角度を調整した新デザインによって、よりダイレクトにサウンドが耳に届くようになり、スピーカーで聴いている感覚に近くなっているそうです。
そして、アップデートした「Bluetooth用のクアルコムのチップ」と、「DACとANCの役割を担うチップ」の2つのチップを搭載することで、音質が大幅に向上。コーデックも最新の高品位「aptX Adaptive」に対応。ハイレゾ音質での再生ができるようになりました。
何より音質に定評あるゼンハイザー、そして「MOMENTUM」シリーズですから、この辺は期待が高まるばかりです。
マジで?「ノイキャンONで、最大60時間再生」のバッテリーライフ
今回の発表で一番驚かされたのが、バッテリー性能。
「最大60時間再生」という事前情報からバッテリーライフには期待していましたが、なんとこれ、アクティブノイズキャンセリングをオンにした状態での話だったんです。
5分の充電で最大4時間再生できる充電の速さも考慮すれば、気分的には「無限に動作させ続けられるのでは?」ってくらいの勢いですよ。
そしてノイズキャンセリング自体の性能も、8つのマイクを搭載したことで前モデルよりも強化されているとのこと。これは実機を使うのが楽しみです。
よりクラシックでシンプルな新デザイン

そして最後はデザインです。
「MOMENTUM 4 Wireless」は、歴代モデルで受け継がれてきた"レコーディングスタジオ機器"あるいは"放送局"っぽいデザイン(個人の主観です)を刷新し、ヘッドバンドにファブリック地を採用したことで、まるでモダニズム家具のようなクラシックかつシンプルな仕上がり(やはり個人の主観です)に。

カラバリもホワイトとブラックの2色展開で、両者ともヘッドバンドの素材感を活かした色がアクセントになっています。お好みのファッションと合わせて選ぶことができるのは嬉しいところであり、大きな迷いどころになりそうですね。
そして、イヤーパッドのフィット感も向上。装着時にヘッドホン本体と頭の設置面を増やすことで、頭全体にかかる圧力を軽減できるように設計しているそう。
身につけて使うアイテムですので、音質などの基本性能と同じくらいデザインや付け心地も重視したいポイントですね。
ゼンハイザー「MOMENTUM 4 Wireless」はホワイトが2022年8月23日、ブラックが 2022年9月下旬発売予定。
価格はオープンプライスで、店頭想定価格は49,900円(税抜き)です。
手元にある資料によると、キャッチコピーは「一度聴いたら、もう戻れない」。あー、早く聴いてみたいっ。