電卓がエルゴノミクスに!
昔から電卓は180°水平というのが当たり前ですし、薄いのでそんなに疲れやすい電子機器でもありません。ですがカシオ計算機がさらなる使いやすさを突き詰め、盤面を右に3°だけ坂道にした「人間工学電卓 JE-12D/DE-12D」を生み出しました。ちょっとの工夫のようですが、大きな進化です。
9°まで検証した結果3°がベストだった
「人が電卓に合わせるのではなく、電卓が人に合わせる」がテーマということで、手指の動きや姿勢やキーの押し込み方向、それに筋活動量といったデータまで分析し、結果的に3°で落ち着いたのだそうです。
キーの天面は斜めになっておらず、階段状に下がっているのもポイント。これまでどおり垂直に押すのが使いやすいようです。

斜め電卓は、スタンダードなジャストタイプ「JE-12D」が白と黒の2色展開で、少しワイドなデスクタイプの「DE-12D」が白のみ。いずれもオープン価格となっています。
キーボードは進化しているのに
コンピューターに使うキーボードは、波打っていたり左右に分離していたり、手の形に合わせていたりといろんなタイプがありますよね。電卓も人が使うものなので、今後は人間工学に基づいて然りかと思います。この電卓は右下がりになりましたが、数字は右肩上がりになると良いですね。