教えられなきゃ、完全に本物だと思っちゃう
カナダのアーティストRocky Bergenさんが何年もかけて紙で作った古いコンピュータのレプリカたち。初期のApple(アップル)からAtari、そしてIBMまで。レトロ感まで完全に再現しています。
素晴らしいデザインを讃えたかったですし、象徴的なデザインを振り返るのは、たくさんの学びがあります。
紙工作ですが、コンピュータのデザインをDNAレベルで知ることができましたし、たくさんいいアイディアも浮かんできました。
子どもの頃に慣れ親しんでいたコンピュータを再現できて懐かしい気持ちにもなれましたし、当時は高すぎて買えなかったり、レアで手に入れられなかったものに触れられました。
私は1993年にデザインの勉強を始めたので、この辺りの時代のハードウェアがやっぱり好きなんですよね。
とBergenさんは話しています。
作り始めたのは90年代
確かに作品を見ていると、本当に90年代にいるような気分になります。ボーンフォルダーという折り紙を折るときに使う折り目メーカーを使ってレトロコンピュータを作成したそうです。
Bergenさんがこれを作り始めたのはなんと90年代、まだ高校生だった30年も前から。その後、アート・デザインの道へ進んで行ったそうです。
初めて作った紙工作はイギリスのコンピュータAmstrad CPC 464でした。形が簡単だったからです。
でも本当に全部のパーツを組み立てられるかわかりませんでした。でも全部きれいに切り取って、小さなAmstradが完成したときはうれしく思いました。
実は実物を見たことがないんです。でも完成した小さなAmstradが机の上にちょこんと乗っていて触れられますからね。
とBergenさん。
Bergenさんのウェブサイトで作品の閲覧ができますが、型紙をダウンロードして自分で作れるようにもしてくれています。
さて、では作品見ていきましょう。自分で作ってみたくなっちゃいますよ、たぶん。
Apple II

Apple - Lisa 1

Apple Macintosh 128k

Atari 520ST

BBC Microcomputer

Nintendo Advanced Video System

Commodore 64

Commodore Vic-20

Commodore PET/CBM 2001

IBM 5150 Personal Computer
