損保ジャパン、ビッグモーターに損害賠償請求へ 代理店契約終了も
中古車販売大手のビッグモーターが自動車保険の保険金を水増し請求していた問題で、損害保険ジャパンは28日、ビッグモーターとの保険代理店契約を終了し、損害賠償請求を行う準備を進めると発表した。
ビッグモーターは損保各社の保険販売も担っており、関係者によると、損保ジャパンの保険の割合が最も多い。同社は「社会全体に大きな影響を与える事件であると極めて厳粛に受け止めている。お客様の保護を最優先に、必要な手続きを進める」としている。
損保ジャパンは、2011年度~22年度で計37人の社員をビッグモーターへ出向させていた。自動車保険を扱う営業部門のほか、不正のあった板金・塗装部門にも所属していた。出向者が「工場長から不正の指示があった」という情報を得ながら、取引を一時再開させていたことも問題となった。
今後、出向者による不正への関与の有無や、取引の再開が適切だったかなど、社外の調査委員会を設置して調べる。自車の修理で不正があったかなど、顧客からの問い合わせを受け付ける部署(0120・018・863)も8月1日に開設する。
- 【視点】
「加害者と結託して尻馬利権に乗っていたのが、状況がマズくなったら被害者しぐさに転じる」というのは、世間的にはどう考えてもダメでしょそれ!としか思えないが、法律のプロが絡めば何とかなってしまうのだろうか。この損保ジャパンの成り行きがどうなるか
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