スマホといえば、まずOSでiOSとAndroidの2つに分かれます。
iOSはApple(アップル)が提供するモバイルOSで、使用する端末はiPhone。
AndroidはGoogle(グーグル)が開発しており、使用する端末はSamsung(サムスン)やMotorola(モトローラ)、Oppo(オッポ)、SONY(ソニー)などいろいろなところが作っています。
もちろんGoogle印のスマートフォンもあり、それがPixelシリーズ。
やはりOSとを端末のどちらも作るのが最強なのかしら…。米Android市場ではPixelだけが好調なんです。
Pixel出荷台数48%増!
テック市場のリサーチファームCounterpoint Researchが2023年第2四半期レポートを公開。アメリカのスマートフォン出荷台数がまとめられています。
これによれば、前年同時期比較でPixelの出荷台数は48%アップ。大きな成長ですが、注目すべきはGoogleのPixel端末はまだ本気を出していないということ。
レポートの第2四半期中にアメリカでリリースされたのはほぼ1モデル、中価格帯のPixel 7aです(ほぼ1モデルというのは、期間終了3日前にPixel Foldがリリースされているから)。
Counterpoint Researchは、Pixel 6aがプリペイド端末でもリリースされたことが影響したと解説しています。
米スマホ出荷台数は全体で減少
冒頭でも述べたとおり、Pixelだけが好調で他は軒並みダウン。
アメリカのスマートフォン出荷台数は、なんと24%も落ち込んでいます。Samsungの同期出荷台数は37%減、Motorolaは17%減、Appleだって6%下がっています。
とはいえPixelのシェア自体はわずか
業界が不調の中、唯一出荷台数を伸ばしているPixelですが、全体の出荷台数を見るとまた印象が変わります。
以下、Counterpoint Researchの図、緑色がPixel有するGoogleです。
…あれ、ちょっとだ? 48%アップしたとはいえ、2023第2四半期はたったのシェア3%。

Appleが圧倒的で55%。その次にSamsungがつけています。
日本では圧倒的にPixel人気!
Pixelは近年「写真撮るならPixelがキレイらしい…」というイメージが広まりつつあるような。
日本ではフワちゃんのポップなCMや謎のポテトチップス戦略などが功を奏してか、Pixel端末は日本のAndroidシェアではトップです。国内出荷台数もうなぎ登り中(とはいえ、出荷台数ではAppleが上位独占ですけど…。)
スマホ市場の本気は秋
第2四半期好調のPixelですが、GoogleやAppleなどフラッグシップスマホの新モデルが出るのは秋。
AppleはiPhone 15シリーズが、GoogleはPixel 8シリーズの発表が期待されています。
第3・4四半期では、GoogleのPixelシェアが一層増加・拡大している可能性は高そうです。
Source: 9to5Google