2022年7月27日の記事を編集して再掲載しています。
やっぱレトロなスマウォ、欲しいよね。
巷のスマートウォッチはどれもツルっとしていて、未来的なフォルムが魅力でもあります。ですがイマイチ昔ながらの「腕時計っぽさ」に欠けているので、腕時計を着けたい人には物足りなさがあるかもしれませんね。高級時計ブランドのスマートウォッチはかなりお高いですし...。
そこで、1989年に登場したカシオの定番「F91W」を、スマートウォッチに魔改造した人が現れました。
スマートなチープカシオ
Pegorさんが作った「F91 Kepler」は、「F91W」の中身がOLEDスクリーンとBluetoothを搭載したテキサス・インスツルメンツのチップ「CC2640 Arm Cortex-M3」に丸ごと交換されています。
現状は通話に対応し、着信やテキスト・メッセージの有無を表示してくれます。ただし、操作はボタンのひとつが画面の起動に使われているだけで、他はなんの役割もありません。設定はBluetooth経由にて、「nRF Connect for Mobile」アプリから行えるようになっています。ちなみに中身は時計ではないため、本体で時刻合わせができないのはご愛嬌。今後の課題となっています。

燃え尽きた作者
これから音が鳴るようにしたり、電池を充電式にして長寿命にしたり、プログラミングを簡略化したりと、やりたいことはまだあるのですが…Pegorさんはここまでやり切り、見事に燃え尽きてしまったのだそうな。
そこで別の開発者がこのプロジェクトを引き継ぎ、完成してくれるよう著作権許可制にしてGitLabですべてを公開しています。ホントだったら公式が作ればイイのにって思うんですけどね。
「F91W」は近年流行っているチープカシオの代表格。新品2,200円のロングセラー商品ですが、こうしてスマートウォッチ化されたら、たとえ1万円上乗せされても爆売れしそうですよね。
Source: GitLab, hackster.io via MIKE SHOUTS