でも今のところ英語のみ。
ユーザーに合わせたカスタムプレイリストを作ってくれたり、好きなアーティストの情報なども教えてくれちゃうSpotifyのAI DJがお披露目になったのが半年前。AI DJがこれからようやく世界に羽ばたくそうです。
どの国で使える?
グローバル展開されたAI DJ機能が使えるのは現在、オーストラリア、バルバドス、アイルランド、ケニア、ナイジェリア、パキスタン、シンガポール、そして南アフリカとなります。今のところ英語のみの提供です。
ユーザーの音楽の好みの傾向をAIで分析して、DJがカスタムでかけてくれる機能なんですが、英語以外の言語に対応するためには、実際の会話などでAIをそれぞれの言語でトレーニングしなきゃいけないので時間がかかりますよね。トレーニング中だと願いたいですね。
ちなみにDJの声は、Spotfifyの音楽カルチャー部門とパートナー関係のXavier “X” Jerniganさんの声をモデルしています。Spotifyのライターたちは、Jerniganさんの抑揚、イントネーション、スラングの使い方などに基づいてスクリプトを生成し、それが機械学習でトレーニングされたモデルに渡り、DJの声が生成されているんだそうです。
好き嫌いは分かれそう...
DJは、Spotifyの最新のAI導入例ですが、SpotifyはこれまでもAIを活用して、Daily Mixes、Decade Mixes、Mood Mixesなどのカスタマイズされたプレイリストを提供したりしてきています。Spotifyはユーザーの81%がSpotify Wrappedなどのパーソナライズされた機能を楽しんでいると語っています。
ラジオが好きな米ギズKevin Hurler記者は、Spotifyが音楽体験のイノベーションを起こしているのはカッコいいけれど、テック界が夢中になってるAIを単にSpotifyも追いかけているだけのような気がすると語っています。またラジオを聴く時の一番いらない部分がクローズアップされているような気がしていて、うるさく感じたようです。日本語のAI DJができたら、どんな感じになるのか、誰の声がベースで作られるのか楽しみですね。