近年、細分化が進むゴミ出し。粗大ゴミなんて、電話しなきゃいけないしお金はかかるし捨てるのが大変だ。回収まで時間がかかるのが嫌で回収業者に頼むと高いし、引っ越しなんて八方塞がり

そんな気持ちで台東区の粗大ゴミ回収ページを見ていたところ、「おいくら」というサイトがリンクされていた。なんでも、複数のショップの買取価格を比較し手間なく売却できるサービスらしい。

手間なく売却って言ってもどうせ手間かかるんでしょ? この忙しい時にタスクを増やしたくない! とも思ったのだが、試しに利用してみたところ申し込みから3日で売却できた。スッキリ。

・どういうシステム?

まず、使ってみた感想を述べると、区のページの説明である「複数のショップの買取価格を比較し売却できる」はちょっと分かりにくい表現だ。おそらく、システムを正しく説明するとそういうことなのだろうが、利用者目線で言うと「複数の買取ショップと一気に連絡が取れる」と言った方がしっくりくる。

サービスの内容としては、こちらがアップロードした情報に対してリサイクルショップから買い取りの連絡が来るというもの。1回アップロードしたら、その情報をもとに複数のリサイクルショップから「○○○○円~○万○○○円でどう?」的な査定結果の連絡が来るので、条件の合うところを選ぶ感じである。



・話が早い

良いと思ったのは、連絡がメールではなくチャットなところ。自分が返事をすれば割合ポンポン進む。例えば、私の場合、冷蔵庫とガスコンロと脚立をアップロードしてみたら、速攻で5件の査定結果がついた。

その中で一番高いところを選んで「買取を依頼します」と送ったところ、返信は「見積希望日を第三候補まで教えてください」とめちゃめちゃ話が早い。



・明後日

とは言え、リサイクルショップが引き取ってくれないものは粗大ゴミに出さないといけないため、明後日を第一希望にしたところ、これもOK。明後日、見積引取をしてくれるというではないか。

つまりは、申し込んだ日合わせて3日で引き取りに来てくれるということ。助かる~! 今、改めてチャットを確認したところ、リサイクルショップからの返事は全部10分以内に来ていた。粗大ゴミを捨てる時のやり取りに比べると、あらゆる面でめちゃスピーディーである。


で、当日の引き取りも普通に時間通り来て、普通に全部買い取ってくれた。価格は4500円でした。



・業者さんに聞いてみた

しかし、若干気になるのは区のサイトに書かれている「※再販できる品物が買取りの対象となりますので、すべての品物をお引き取りできるわけではありません」という文言。これで処分するつもりが、見積の際に「引き取れません」的な感じになると割と困るのではないだろうか。

そこで引き取りに来た業者さんに、捨てる予定だった棚やラックなどについて1つ1つ引き取れるか聞いてみたところ、「引き取れない」という回答が返ってきたのは以下の棚であった

これは縁のバンディングが破損してるからダメとのこと。あくまで一例ではあるが、破損してるものは厳しいっぽい。大人しく粗大ゴミで出そう。



・気づいた点

使ってみて1つ気づいた点をあげるなら、最初の返信をするまでに1日くらい様子を見た方がいいかもしれないということだろうか。なぜなら、今回お世話になった業者さんとやり取りを始めた後に、もっと高値をつけそうな業者さんが現れたりしたから。

とは言え、本来だと処分するのにお金がかかるもの。今回のような冷蔵庫なんて回収業者だと何万円とかかるかもしれない。ゆえに、このスピード感で引き取ってくれて、しかもお金がかからないというだけで個人的には十分ありがたかった

なお、PRTIMESによると、そんな「おいくら」の導入自治体は2024年1月31日時点で全国で100を突破しているそうだ。今後も自治体への導入を積極的に推進させていくようなので、引っ越しの際に粗大ゴミ処分に迷ったらとりあえずアップロードって考えで良いかもしれない。事実、「とりあえず」でできるくらいの軽やかさが感じられたのが一番良かった。

参考リンク:おいくらPRTIMES
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.