Macを使っていれば誰でもある経験。なんか動作が重いな…。動きが遅いな…。ソフト固まったぞ…。応答しなくなったぞ…。どうにもならなくなったときは、アプリを「強制終了」してみましょう。
終了と強制終了の違い
アプリを閉じる方法は2つ、「終了」と「強制終了」。
終了を使うのは平時。つまりアプリの使用が終わったとき。終了前に必要なデータは保存されます。また、他のアプリと連携して使用している場合、終了を確認する(=他アプリとの連携が途切れる)通知が表示されます。
強制終了は非常時、どうにもならなくなったとき。マウスポインタのビーチボールがクルクル回転して応答しなくなったときです。強制終了は直ちにアプリを終わらせるので、事前に保存していなかったデータが失われることがあります。
強制終了の仕方
一番簡単な方法は、強制終了したいアプリを右クリック。Apple(アップル)の純正Magic Mouseユーザーは、2本指でアイコンクリックです(起動中のアプリは、アイコンが画面下のドックに表示されています)。表示されたメニューから強制終了を選択。
キーボードで強制終了
それでもアプリが終了してくれないときは、次のステップへ。キーボードの「Command」+「Option」+「Esc」を同時に叩きましょう。
「アプリケーションの強制終了」というウィンドウがポップアップ表示されるので、そこから終了したいソフトを選んで「強制終了」をクリック。また、強制終了画面には、画面左上のリンゴマークからもアクセス可能です。
アクティビティモニタから強制終了
それでもまだダメなら…「アクティビティモニタ」の出番です。アクティビティモニタを開く一番簡単な方法は、画面上のアイコンにあるSpotlightから検索。または画面下のドックの「Launchpad」(9つのカラフルな四角が並んでるアイコン)を開き、そこから検索。アクティビティモニタのアイコンは、黒背景に緑のグラフのような線があるやつです。
アクティビティモニタに表示されるアプリの中から、終了したいアプリをクリックし、ウィンドウの上に表示されている八角形の中にバツのアイコンをクリック。「このプロセスを終了してもよろしいですか?」というウィンドウがポップアップ表示されるので、そこから「強制終了」を選択。
以上すべて試しても、うんともすんとも言わない時は…、もうMac自体を再起動するしかないですね。画面左上のリンゴマークをクリックして表示されるメニューから「再起動」か「システム終了」を選択。
アクティビティモニタの活用方法
アクティビティモニタは強制終了するためだけものではありません。ここに表示されるのは、起動中のソフトがどんな動きをしているのか、何をどれほど喰っているのかという情報です。
「%CPU」「%GPU」の項目をチェックしてみましょう。また、ウィンドウ上のタブから「メモリ」や「エネルギー(バッテリー)」の使用状況も確認できます。
開いてはいるけど今使っていないのにな…というアプリが、CPUやメモリを他よりも多く喰っている場合、これが端末動作を遅くしている可能性も。使ってないなら終了する。また、アプリのアップデートが適切にできているかも確認しておくのがよし。アップデートについては、リンゴマークの「システム設定」から「App Store」、自分のアカウントから確認できます。