11年前から「Appleの有線イヤホン」を愛用している理由

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11年前から「Appleの有線イヤホン」を愛用している理由
Photo: Étoile

ROOMIE 2024年3月18日掲載の記事より転載

まわりを見渡してみると、“本当の長年の愛用品” は案外少ないものです。

長く使っているように思えるお鍋や靴も、4年ものだったり、5年ものだったり。

長く大切に使う、という観点からは “〇〇年選手”と呼ぶには気が早すぎるかもしれません。

高らかに叫ぼう 「11年選手」と

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Apple 「EarPods(Lightningコネクタ)」

そんな中、私が11年前から揺れずぶれず愛用しているもの、それがAppleのEarPodsです。

そう、かつてiPhoneを購入すると必ず箱に同封されていた、あのシンプルなイヤホン。現在は付属していませんが、Apple Storeで購入することができます。

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私がEarPodsを使い始めたのは、はじめてiPhoneを購入した2013年。機種はiPhone5sでした。

あの頃EarPodsはiPhone購入のシンボル的存在で、iPhone本体と調和するシンプルデザインに惚れ惚れしたものです。

それから十年期以上が経過した今もなお、私の耳を音楽で満たしてくれています。

なぜ今有線イヤホンか

ここからは、私の思うEarPods、そして有線イヤホン全体の魅力をご紹介していきます。

失くしにくいこと、そしてわかりやすい鑑賞感

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まずは紛失しにくいこと

絡まりや断線とデメリットばかり強調されるコードですが、こうして首に掛けておけば、片方が耳から抜けてしまってもコードを手繰り寄せるだけです。

さらに長いコードは、“私は今音楽を聴いています” というわかりやすい主張になるため、静かなひとときが外声で遮断されるリスクも減るのです。内向的な方にこそぴったり!

充電いらず

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充電が不要であることもまた魅力です。

音楽を楽しむために予め充電する手間がなく、急な電池切れの心配とも無縁

バッテリー付きの電子機器が溢れかえる今、“イヤホンくらいは充電のひと手間から解放されたい” と願う人々に寄り添い、忙しい日常をサポートしてくれます。

シンプルな構造

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イヤホンとコード、コントローラで構成された、昔ながらのシンプル構造。

EarPodsにはこんなボタンがついていて、音楽再生においては音量調整のほかに

・一時停止
・早送り
・次の曲へスキップ
・一曲戻る

といった基本操作が可能です。

歩きながら音楽を楽しむぶんにおいては、上記の操作が不十分だと感じたことはなく、むしろ求める機能がぎゅっと凝縮しているイメージ。マイク付きですので通話も可能です。

レトロ回帰

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そしてこれは大変主観的ではありますが、レトロな雰囲気を纏えるのもお気に入りの理由のひとつなのです。

ワイヤレスイヤホンユーザーを横目に、長いコードを取り出す瞬間に宿る、秘めた喜び。

これからワイヤレスイヤホンがますます普及するとともに、このノスタルジアは一層深まることでしょう。

大切に これからも

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最初はApple製品への憧れから入り、途中 “まあ、別のイヤホンを探すこともないか” と少しばかり気持ちの冷めた時期をはさみ、現在は敬意まで抱くようになったEarPods。

名品だからこそ、断線や故障の際にすぐに買い直すことのできる安心感があります。

ケアをしながらずっと使っていきたい私の定番です。

Photo: Étoile